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社労士試験の難易度と独学で合格する勉強法

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社労士試験は難易度が高く、何度か受験して合格する人も多い資格です。合格率が低いため、社労士を独学で合格することは難しいと考える人は多いです。

ですが勉強法さえ工夫すれば、独学で社労士に合格することは可能です。

社労士の独学で重要なことは、良い参考書を使って勉強することです。また勉強法も重要で、長いスケジュールを上手に計画することも必要になります。

難易度の高い試験ですが、ポイントを押さえれば独学でも合格することができます。独学でも社労士試験に合格することができる、効率的な勉強法を紹介します。

難易度の高い試験でも、しっかりと対策することで独学でも合格は可能です。社労士試験を独学で合格するための勉強の参考にして下さい。

社労士試験の難易度と合格率

社労士の難易度は、かなり高く1回で合格するのは難しい資格と言えます。多くの受験生が、2〜3回受験してようやく合格しているという話も良く聞きます。

ここ数年の合格率を見ても、合格率は1桁台の難易度が高い資格になります。

受験者数 合格者数 合格率
平成20年 47,568人 3,574人 7.5%
平成21年 52,983人 4,019人 7.5%
平成22年 55,445人 4,790人 8.6%
平成23年 53,392人 3,855人 7.2%
平成24年 51,960人 3,650人 7.0%
平成25年 49,292人 2,666人 5.4%
平成26年 44,546人 4,156人 9.3%
平成27年 40,712人 1,051人 2.6%
平成28年 39,972人 1,770人 4.4%

この数字を見てしまうと、独学で社労士に合格するのはかなり難しいと思います。はっきり言って難易度はかなり高いので、それなりの覚悟を持って勉強する必要があります。

独学で社労士を受験する場合は、まずは簡単に合格できる資格ではないことを理解しましょう。手軽に取得できる難易度の資格ではないので、まとまった勉強時間を作る必要があります。

8か月から1年ほどの勉強時間が、社労士試験では最低でも必要な勉強時間になります。ただし勉強時間ばかりに気を取られず、質の高い勉強をすることも独学には必要です。

社労士独学のポイントは、完璧を狙わず確実な合格点を狙う勉強がお勧めです。

もちろん完璧に越したことはありませんが、覚えることが多く難易度の高い社労士では効率が悪くなる可能性が高くなります。

難易度の高さや合格率の低さに目が行きますが、だからと言って絶対に合格できない資格ではありません。

実際に社労士は、社会人でも仕事をしながら独学で合格することができる資格になります。きちんと計画的に勉強することで、独学でも社労士に合格することはできます。

社労士に必要な勉強時間

社労士試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的には1000時間以上と言われています。

仮に1日3時間勉強したとして、11ヶ月以上の勉強が必要になります。この勉強時間からも、社労士試験の難易度が如何に高いかがわかります。

社労士を初めて受験する人は、1000時間でも勉強時間は足りない可能性が高いです。2回目以上の受験者ならば、ある程度の知識があるので勉強を効率的に行うことができます。

しかし全く初めての受験者は、余裕をもって1年位の勉強時間を見積もったほうが良いでしょう。

もちろんこの勉強時間よりも少なくても、社労士に独学で合格できるかもしれません。ですが社労士に独学で合格するためには、勉強時間はできる限り多く取ることをお勧めします。

時間が経つにつれて、もっと勉強時間があればと必ず思うからです。もちろん勉強時間が長ければ、必ず合格できるという保証はありません。

しかし勉強時間の長さは、確実に合格できる実力をつける目安になります。独学で勉強する場合は、勉強時間を上手に使うことが合格の鍵となります。

社労士を独学で合格するための勉強法

社労士は難易度が高い試験ですが、だからと言って勉強法が特別なことはありません。

独学の場合はテキストを読んで、問題集で実践練習をするのが効率的です。ただし社労士は覚える範囲が広く、効率的に勉強しないと終わらない可能性が高いです。

初めて社労士を受験する人は、法律などを覚えるのに苦労するでしょう。

また社労士試験の2回目や3回目だとしても、簡単に覚えることはできません。法律が変更になる年もあるので、覚えた知識が役に立たないこともあります。

社労士の独学の基本は、覚えた知識を定着させることになります。勉強法で失敗する受験生の多くは、中途半端に覚えている傾向があるからです。

しっかりと記憶に定着させなければ、社労士試験の問題を正解することはできません。記憶の定着こそが、社労士を独学で合格するのに最も効率的な勉強法になります。新しいことを詰め込む前に、勉強したことを覚えることが重要なのです。

具体的に社労士に独学で合格できた勉強法は、以下のステップになります。

  • テキストを2回読む
  • 問題集を使って勉強する
  • 間違えた問題を復習する

テキストを2回読む

社労士の独学で重要なこととして、テキストは2回以上読まないことです。テキストは基礎を理解するのに重要ですが、読むだけでは問題は解けないからです。

そのため2回ほどテキストを読んだら、素早く問題演習に移りましょう。テキストの読み方としては、1回めは流し読みで概要を理解して下さい。

知らない用語が多い1回目は、完璧に理解することは難しいからです。1回流し読みして、なんとなく社労士の重要用語を覚えるようにしましょう。

テキスト2回目は、しっかりと精読して内容を理解しましょう。1回目で理解できなかった用語などを、きちんと理解することが重要です。

もちろん完璧に理解はできないでしょうが、2回目で7割位理解するつもりで勉強して下さい。

正直なところ、2回読んで7割も理解できない可能性が高いです。ですが理解できるまで読むと、次の問題集を解く時間が少なくなります。

資格試験は問題を解くことで実力をつけられるので、テキストを何度も読む必要はありません

問題集を使って勉強する

社労士試験の独学では、問題集をひたすら繰り返す勉強法が効果的です。

テキストを読んである程度の内容を理解したら、すぐに問題集で実践的な勉強をして下さい。実際に問題集を解いてみると、理解できていない部分が多いのに気づくはずです。

テキストを読むだけでは、曖昧な記憶しか残っていないのがわかるはずです。ですが理解できていないからと、焦ったり諦める必要は全くありません

この問題集の勉強で、社労士に独学で合格できる基盤を作るからです。問題集で勉強する時の注意として、テキストで答えを探さないようにしましょう。

自分の実力でどれだけ解けるのかを、しっかりと確認することが重要だからです。テキストなどで答えを探すと、苦手分野や得意分野の判別がつきにくくなります。

問題集を解くときは、自分の実力だけで正解できるかを試して下さい。最初の頃は間違いが多くモチベーションが下がりますが、これを乗り越えることが社労士に独学で合格するには必要な勉強になります。

そして問題集の勉強で重要なことに、復習することがあります。

間違えた問題を復習する

社労士に独学で合格するには、この復習が最も大きな合否のポイントになります。範囲が広く覚えることが多い社労士試験は、曖昧な記憶のまま次へ進んではいけません

しっかりと間違えた問題を理解することで、合格率を上げることができるのです。

問題集を解いて答え合わせをしたら、間違えた問題をチェックしてください。解説でしっかりと内容を理解して、翌日にもう一度復習すると効果的です。

内容を理解して正解するまで、この作業を繰り返してください。

効率が悪そうに感じるかもしれませんが、この勉強法が一番効果的な勉強になります。社労士の試験は難易度が高いですが、こうして一つ一つ覚えれば確実に合格できる実力を身につけられます

地道な勉強で辛いですが、継続することで着実に実力がついてきます。社労士の独学は、基本的にこの繰り返しで合格できる実力がつきます。

勉強時間はかなり必要なので、なるべく早い段階から始めるのが重要です。正解率が9割を超えることを目標にすると、合格できる余裕を持つことができます。

社労士の独学におすすめのテキスト

社労士試験を独学で挑む場合、テキスト選びはとても重要になります。社労士のテキストは市販でも数多く、どれを選ぶかで勉強の効率が変わるからです。

テキスト選びのポイントとしては、以下のことを重視すると効率的に勉強できます。

  • 最新の情報が掲載されているテキスト
  • レイアウトが見やすいテキスト
  • 解説が丁寧でわかりやすいテキスト

社労士は法改正を考慮する必要があるため、最新の情報が載っているテキストを使うことが重要です。

基本的にその年の新しいテキストならば、しっかりと法改正にも対応しています。また難しい用語が多い社労士は、見やすいレイアウトのテキストを選ぶことも重要です。

そして最も重要なことに、解説が丁寧で理解しやすいテキストを選びことがあります。特に社労士を初めて受験する人は、その用語の難しさに挫折する可能性が高いです。

しっかりと内容が理解できるテキストを選ぶことは、合否に大きく影響します。

社労士の独学におすすめのテキスト

フルカラーで見やすいレイアウトが特徴のTAC出版のテキストは、視覚的に理解しやすい構成でお勧めのテキストです。

内容的には、イラストや図などのイメージで覚える内容になっています。

文章だけではイメージがしにくいという人には、イラストや図が豊富なこのテキストをお勧めします。

こちらも単元ごとにミニテストがあるので、実力を定着させることができます。

社労士でもう一つのおすすめのテキストとして、U-CANの速習レッスンがあります。

文章中心の説明で重要事項がまとめてあるのが、このテキストの特徴になります。一つ一つの内容を、丁寧に解説しているので初心者でも理解しやすい構成になっています。

レッスン毎に練習問題があるので、実力を定着させるのにも役立ちます。テキスト選びは好みがあるので、文章中心かイラスト中心かで選ぶと良いでしょう。

文章だけのテキストが苦手な人は、イラスト中心のTACのテキストがお勧めです。逆にイラストが苦手な人は、文章中心のU-CANのテキストを使うのがお勧めです。

もう一つの方法としては、2冊を併用して使う勉強法もありますテキストは1冊でも良いのですが、1冊だとどうしても理解できない部分が出てきます。

そんな時に別のテキストを読むと、案外簡単に理解できたということもあります。文章中心のU-CANとイラスト中心のTACの併用は、文字とイメージで理解ができるのでお勧めです。

社労士の独学におすすめの問題集

社労士を独学で勉強する場合、問題集選びが非常に重要になります。問題集は解説が丁寧なものを選ばなければ、効率的に時間を使えないからです。

範囲の広い社労士試験では、間違えた問題の説明をテキストで調べると勉強の効率が悪くなります

そのため問題集選びは、解説が丁寧で理解しやすいものを選ぶのがポイントです。また問題集は、社労士の出題傾向を掴むために過去問中心のものを選ぶのがお勧めです。

独学にお勧めの問題集としては、TACのナンバーワン社労士 過去10年本試験問題集になります。

TACの問題集は、過去10年分の問題があり社労士の傾向をしっかりと勉強できます。また科目別になっており、苦手分野の克服にも使いやすい構成になっています。

そして2色レイアウトで解説が丁寧なので、いちいち間違えた問題をテキストで調べなおす必要はありません。

この問題集は分野ごとに出版されているので、他の分野も必ず勉強しておくことをお勧めします。

雇用保険法・労働保険料徴収法・労務管理その他の労働については、こちらの過去問を使って勉強しましょう。

健康保険法・社会保険などの過去問については、この問題集を使って勉強しましょう。

国民年金法・厚生年金保険法については、この過去問で勉強しましょう。

社労士の独学で使う問題集は、基本的に最初は過去問を使うことをお勧めします。

まずは社労士試験の傾向や、どんな問題が重要なのかが理解できるからです。TACの過去問集は問題の難易度ごとにアイコンがあるので、難しい問題は捨てるなどの対策もできます。

また解説に重要なポイントも書いてあるので、間違えてもすぐに理解することができます。

TACの問題集を使えば、法改正の対応もできているので無駄な勉強になることはありません。重要なポイントが過去問で理解できれば、本番でも得点源を作ることができます。

過去問の勉強法としては、最低でも5回以上は復習することが重要です。範囲が広く覚える量が多いので、1回2回の復習では絶対に実力は身につきません。

5回でも足りない可能性があるので、9割は理解できるようになるまで繰り返し勉強しましょう。基本としてはこの問題集を繰り返し勉強することが、結果的には一番の効率的な勉強になります。

独学だと色々なテキストや問題集に手を出す可能性がありますが、それは止めておきましょう。範囲が膨大な社労士試験では、数多くのテキストを購入しても終わらないからです。

しっかりとこの過去問集をマスターすれば、合格できる実力は身につきます。もし理解が不十分だと感じれば、その時は新しい問題集にチャレンジしてみましょう。

まずは1冊ずつ完璧に理解することが、独学で社労士に合格する上では重要になります。上記の問題集が終わる頃には、恐らくかなりの勉強時間を使っています。

残り2か月までは、この問題集を完璧に理解するつもりで勉強してください。過去問集は他にもありますが、TACの過去問はレイアウトも見やすく解説が丁寧なのでお勧めできます。

社労士試験の白書対策

毎年2~4題ほど出題される白書は、受験生が苦手としている分野です。

実際に白書を入手して対策する受験生もいますが、そこまでする必要はありません。白書の対策は、社労士試験用のテキストを使ったほうが効率が良いからです。

テキストを使えば、社労士に関わる箇所をピックアップしています。独学では時間との闘いもあるので、白書だけに時間を使うことができません。

白書や統計は対策が立てにくく、独学では弱点となりかねない分野です。特に独学では時間がなくなって、白書や一般常識が手薄になることは良くあります。

合否を大きく左右する分野になるので、しっかりと対策を立てましょう。目安としては、試験3ヵ月くらい前から白書や統計対策を行うと間に合います。

社労士の独学は模試を受けること

独学での勉強では、本番の雰囲気に慣れる場所がありません。

家で時間を計って勉強したとしても、本番と同じような空気にはなりません。周りの受験生やいつもと違う環境に慣れておくことは、社労士を独学で合格するためには必要不可欠です。

その最も効果的な勉強法として、スクールの模試を利用する方法があります。

社労士の模試は、色々なスクールで開催しているので必ず受験するようにしましょう。本番同様の雰囲気を味わうことで、余裕をもって本試験に臨めるからです。

社労士の模試は資格の学校TACやLEC東京リーガルマインドなど、色々なスクールで実施しています。なるべく多くの模試を受けることで、社労士の本番への心構えが身につきます。

また模試を受験したら、必ず答え合わせと復習をすることを忘れないでください。模試は雰囲気に慣れることも重要ですが、それ以上に本番の予想問題でもあるからです。

間違えた問題を復習しなければ、本番でも同じミスをしてしまう可能性が出ます。きちんと復習することで、独学での社労士合格につなげることができます。

模擬試験は、社労士試験の本番シミュレーションになります。実際に模試を受けることで、自分の実力を試す良い機会になります。

独学だと学習の進捗がわかりにくいので、必ず模試で実力を試してください。

社労士試験はスクールを利用すべきか

社労士ほどの難易度の資格試験になると、独学での合格は難しいと思いがちです。

確かに独学で合格するのは簡単ではありませんが、きちんと計画すれば合格できる実力は独学でも身につきます。

ただし社労士は、独学では挫折してしまう原因もいくつかあるので注意が必要です。

まず一番大きい理由としては、自分の勉強が正しいのか判断できないことです。独学はテキストと問題集での勉強になり、進捗管理は自分で行う必要があります。

ですが仕事や学校に通いながら、長期間勉強を続けるのは簡単ではありません。スクールであれば、学習スケジュールがありその通りに行うことで合格できる実力が身につきます。

また自分の成績もスタッフが管理しているので、進捗がどの程度なのかを把握することができます。

こうした他人の管理は、独学ではできない大きなメリットになります。

また別の理由としては、長期間の勉強はやる気を継続することが難しいこともあります。1年近い勉強を続けるのは、はっきり言って簡単なことではありません。

特に仕事や学校に行きながら、社労士の勉強を独学で行うのはかなりハードルが高いです。スクールに通えば、同じ目標を持つ生徒や頼れる先生がいるのでモチベーションを上げることができます。

苦手分野に悩んだり、勉強法がわからない時に励ましてくれる人がいるのは心強いです。こうした周りに誰かいるという環境も、独学ではできないメリットになります。

ですが独学だからと言って、こうしたデメリットを克服できないわけではありません。きちんと自分でスケジュールを管理して、勉強を計画的にできる人ならばスクールに行かなくても合格できます。

もし一人での学習が不安だったり、終わった後に後悔したくない場合は、最初からスクールを選ぶのも一つの手段です。

社労士試験で合格ためのポイント

社労士の勉強を完璧にしても、試験で緊張して失敗することは良くあります。本来の実力を出せば合格できる人でも、ちょっとしたミスで不合格になるのです。

こうしたミスをしないことが、社労士試験に合格するポイントになります。試験でミスをしないためには、しっかりと睡眠をとり脳をリフレッシュさせることが重要です。

資格試験の勉強をしていると、どうしても夜遅くまで勉強する癖がついてしまいます。夜型の生活になれてしまうと、日中の試験でどうしても脳が働きません。

試験の2か月前には、夜型の生活から朝型の生活に戻すことに努めましょう。徐々に朝型の生活に慣れれば、スッキリした脳で試験に臨むことができます。

勉強時間も重要ですが、脳の働きが悪いとつまらないミスをしてしまいます。

もう一つの重要なポイントとして、長時間の試験に慣れておくこともあります。社労士の試験は、午前と午後で5時間近い試験時間になります。

集中力も落ちてくるので、どうしても時間が経つにつれてミスをしてしまいます。普段から長時間の勉強をすることで、集中力を持続させられるようにしましょう。

これは短期間では身につかないので、社労士の勉強を始めたら意識して勉強時間を伸ばすようにしてください。

集中力の持続は、社労士試験の合否を大きく左右します。ミスをする原因は、脳が疲れて集中力が切れるから起こるのです。普段から集中力を持続させることが、試験でのミスを防ぐことに繋がります。

簡単なことではありませんが、これを乗り越えれば普段通りの実力を発揮できます。

社労士試験の独学まとめ

社労士の試験対策は、独学でも計画的に勉強すれば合格できます。

ただし簡単に短期間で合格できる難易度の資格ではないので、しっかりと勉強の計画をすることが重要です。

また計画した勉強法を、実践することも合否を大きく左右します。独学での合格のポイントは、どれだけ地道な勉強を継続できるかになります。

社労士は勉強時間が長く、どうしても途中で挫折してしまう人が多いです。それを乗り越えることができれば、着実に合格できる実力を身につけることができます。

社労士試験は数時間で簡単に合格などといったテクニックはないので、地道に努力して勉強してください。

一つ一つ確実に覚えることが、社労士の最短の勉強法になります。

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