ITパスポートは、独学でも合格できる難易度の資格で合格率も高いです。
勉強法もしっかりと参考書と問題集で対策すれば、誰でも合格することが可能です。IT系の仕事以外でも、資格として役立つので就活などでも使えます。
ITパスポートの内容は、基本的なコンピューターの知識になります。普段使っているパソコンや、ソフトウェアの簡単な知識の問題が中心になります。
難易度は低いですが、コンピューターが苦手な人は苦戦する可能性のある内容です。良い参考書を使って勉強すれば、誰でもITパスポートの資格は取ることができます。
実際に1ヶ月の勉強時間でITパスポートに合格した、効率的な独学の勉強法を紹介します。全くの初心者でも合格できるので、独学の参考にして下さい。
ITパスポートの難易度
ITパスポートの難易度は、コンピューターの知識量によって変わってきます。コンピューター用語を理解できている人ならば、簡単な難易度の試験になります。
学生時代にコンピューターの基本に触れていれば、簡単に合格できるレベルです。しかしコンピューターが苦手な人には、難易度は少し難しい試験になります。
全くIT系の用語がわからないと、ITパスポートに合格するのは厳しいです。ITパスポートは、資格としては難易度はかなり低い部類に入ります。
ですがITの知識が少ないと、ITパスポートの難易度を高く感じてしまいます。
実際に合格できなかった人は、ITパスポート試験の用語がわからない人が多いです。しっかりとIT用語を覚えることが、ITパスポートの合格へ繋がります。
ITパスポートの合格率
ITパスポートの合格率は、平成25年以降は50%を切っている状況になっています難易度的には高くありませんが、合格率はそこまで高くありません。
IT系の入門資格なので、知識が少ない受験者が多いことも理由に挙げられます。
またITパスポートの合格率は、その年によって変動が大きい特徴がありました。合格率が良すぎる年の後は、問題の難易度を上げて合格率を下げる処置を取っていると言われていました。
そのため合格には運も関係していて、簡単な問題の年に受験すれば受かりやすい資格でした。しかしここ数年のITパスポートは、問題の難易度が平均化される傾向にあります。
50%に若干満たない合格率で一定しているので、以前のような極端な合格率にはなっていません。
合格率としては50%を切る程度なので、しっかりと勉強すれば合格は可能です。
ITパスポートに必要な勉強時間
ITパスポートの勉強時間は、その知識量によって変わってきます。
コンピューターが得意な人ならば、数時間の勉強時間で合格できるでしょう。逆にコンピューターが苦手ならば、1ヶ月ほどの勉強時間は必要になります。
1日の勉強時間としては、3時間〜4時間ほど勉強すると効果的です。とにかく覚える量が多いので、通勤や通学時間も使って勉強すると効率的です。
目安としては100時間位の勉強時間で、ITパスポートに合格できる実力がつきます。ITパスポートの特徴として、覚える用語がかなり多いことがあります。
また苦手な人には理解が難しい用語も多く、それが勉強の進捗を遅らせます。
逆に用語をしっかりと覚えれば、難易度的には全く難しくない試験になります。ITパスポートは暗記要素の強い試験なので、なるべく勉強時間は多めに取りましょう。
試験までの勉強時間が足りなく、もっと早くから始めればと後悔してからでは遅いからです。
合格率がそこそこ高いから難易度は簡単と思うかもしれませんが、だからと言って勉強時間が少なくてよいわけではありません。
ITパスポートの独学で効率良い勉強法
ITパスポートの独学としては、参考書と問題集を使うと効果的に勉強できます。
一般的な勉強法ですが、最初は参考書を使って用語をしっかりと覚えます。用語を覚えた後は、問題集を使って正解率を高める勉強をするのです。
独学で勉強するポイントは、勉強時間を如何に効率良く使うかが鍵になります。覚える用語が多いITパスポートでは、参考書を読むだけで時間を使い果たすことも少なくありません。
計画的に勉強をすることで、独学でもITパスポートに合格することができます。モデルプランとして、1ヶ月でITパスポートを攻略する独学勉強法を紹介します。
まず最初の2週間は、参考書を読むだけの勉強に時間を使いましょう。IT系の用語を理解しなければ、問題を解くことができないからです。
参考書の読み方としては、1回目は流し読みで用語を理解するようにしましょう。2回目は精読をして、一つ一つしっかりと覚えることに集中して下さい。
ただし2回で全て覚えることは無理なので、わからないからと何度も読む必要はありません。
2週間ほどで参考書を2回読んだら、次は問題集に移って下さい。
問題集の独学のポイントは、100%になるまで繰り返すことになります。理解できなかった部分は、参考書に戻って解説をよく読んでみましょう。
1回解いただけで100%にはならないので、何度も復習をして下さい。恐らく完璧になるまでには、10日ほどの勉強時間が必要になります。
10日間でどれだけできているかで、次のステップを決定します。もし問題集が完璧であれば、過去問を使って最終チェックをして下さい。
まだ解けない問題があれば、そこを重点的に復習して下さい。問題集が完璧になり試験日までに勉強時間あれば、過去問を使って最終調整を行いましょう。
独学のポイントは、参考書1冊と問題集1冊で勉強することになります。過去問も解いたほうが良いですが、問題集には過去問が掲載されていることも多いので必ず勉強する必要はありません。
何冊も勉強するのではなく、1冊を完璧にした方が効率よく勉強できます。1冊では不安かもしれませんが、良い参考書と問題集なら1冊で合格できる実力が身につきます。
ITパスポートにお勧めの参考書と問題集
ITパスポートの独学では、参考書選びが合格への大きな鍵となります。良い参考書を使えば、独学でも効率よく勉強でき合格率を上げることができるからです。
参考書としてお勧めのものは、ゼロからはじめるITパスポートの教科書になります。
ITパスポートに必要な用語を、丁寧に解説している良い参考書です。
理解しにくいIT用語を、イラストを使って初心者でも理解できる工夫がされている参考書です。初心者でもITパスポートに合格できるように、ポイントなどもしっかりと解説しています。
参考書が終わったら、ゼロからはじめるITパスポートの問題集で勉強しましょう。
ITパスポートで頻出の問題を分析して、効率よく点数が取れる工夫がされている問題集です。
出題パターンも網羅しているので、しっかりと合格できる実力が身につきます。この問題集を徹底的に勉強すれば、ITパスポートの合格率は間違いなく上がります。
基本的にお勧めの参考書と問題集は、上記の2冊になります。この2冊が完璧になったら、次は過去問を使って勉強することをお勧めします。
過去問は絶対に必要ではありませんが、勉強しておくと試験対策にもなるのでお勧めです。
過去問としては、かんたん合格ITパスポート過去問題集がお勧めです。
過去5回分の過去問と、よく出る問題が載っているので試験対策として役立ちます。
解説も丁寧なので、最後の追い込みとして使用すると効果が高い問題集です。
ITパスポートの独学まとめ
ITパスポートの独学は、以前に比べてかなり勉強しやすい環境になりました。
良い参考書も増えているので、勉強すれば簡単に合格することが可能です。難易度は決して簡単すぎるわけではありませんが、しっかりと対策をすれば誰にでも合格可能な資格です。
IT系で使われる資格ですが、一般企業でもアピール材料にすることができます。
コンピューターは仕事でも切り離せないので、持っていると有利になる可能性が高くなります。独学だと不安かもしれませんが、今回紹介した勉強法を実践すれば合格率を上げることができます。
今後もIT化の波は進んでいくことが予想されるので、時代に遅れないためにもITパスポートは取得する価値の高い資格と言えます。
難しいイメージが強いIT分野ですが、一つ一つ理解すれば誰でも合格することができます。
計画的に勉強をすることで、独学でもITパスポートは取得可能です。