雙葉中学校の偏差値と評判 女子御三家の一角を担う超名門私立女子校【中学受験】

1909年、「幼きイエス会」という修道会を設立母体として、雙葉高等女学校が開校しました。

皇后陛下の母校である田園調布雙葉をはじめ、国内に4校の姉妹校があります。

お嬢様学校というイメージの強い雙葉中学校ですが、実際には相当の学力が要求される進学校です。しかし、生徒同士をむやみに競わせることはせず、一人一人の個性を重視する教育を行っています。

「高い学力、品格を重視する躾、個性を大事にする教育」など、最高峰の教育環境を提供する女子校の一つです。

今回は、中学受験でトップクラスの人気を誇る雙葉中学校について解説するので参考にしてください。

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雙葉中学校の特徴

雙葉中学校は、東京都千代田区六番町にある私立完全中高一貫校(女子校)になります。

都心ですが、江戸城内にあった土手が校舎前にあり緑も豊かな環境です。

「徳においては純真に、義務においては堅実に」との校訓のもと、真の知性を養い、自ら考え、自ら判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間の育成を目指しています。

雙葉中学校では、語学教育に大きな特色があります。中学3年生で、英語に加えて、第2外国語のフランス語が全員必修となります。高校では英語選択者とフランス語選択者に分かれます。その結果、大学入試をフランス語で受験する生徒もいます。

教育課程内に宗教をおき、週1回「宗教の時間」があります。カトリック精神を学び、一人一人を大切にする心の教育を行っています。

雙葉中学校の基本情報

雙葉中学校の基本情報は以下になります。

学期 3学期制
登校時間 8:10
土曜授業 あり
制服 あり

その他には1学年の人数が約180人で、4クラスで構成されています。

交通アクセス

アクセスはとても良く、電車の徒歩圏内になります。

・JR中央線・総武線 四ツ谷駅徒歩2分

・東京メトロ丸ノ内線・南北線 四ツ谷駅徒歩2分

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雙葉中学校の偏差値

偏差値の推移を見てみましょう。

2017年 67
2018年 66
2019年 67

参考:四谷大塚

80偏差値、50偏差値という数字はそれぞれ、合格基準偏差値(%)を意味します。

この数値は合格を保証するものではないので、あくまで目安としてください。

難易度にあまり変化は見られませんね。

雙葉中学校の倍率

雙葉中学校の倍率を紹介します。

定員は100名です。

受験者数 合格者数 実質倍率
2017年 352 119 3.0
2018年 299 120 2.5
2019年 339 127 2.7

過去に比べると、受験者の数は減少しており、それに伴い倍率も少しずつではありますが減少しつつあります。

雙葉中学校の評判

雙葉中学校の評判はとても良く、四ツ谷駅からすぐの立地にあるため校庭は狭いものの、体育館などの施設が整っています。花や緑が多い屋上庭園もあり、生徒の憩いの場となっています。

女子校を心配する保護者の方もいるようですが、優しい子が多く集まる学校で、個性的な子でものびのびと過ごすことができるとのこと。いじめの話はほとんど聞こえてこないので、心配する必要はなさそうです。

お嬢様学校のイメージから校則も厳しそうですが、そうでもなくかなり自由だそうです。

また、学習環境に関しては、生徒の自主性に任せているようですが、自主的に勉強する子も多いため、東大と国公立大学医学部に全体の約2割が進学しています。

雙葉中学校の進学実績

雙葉中学校の大学の進学実績を紹介します。

国公立大学 2019年 2018年
総数 現役 総数 現役
東京大学 8 8 13 12
東京医科歯科大学 7 6 2 2
お茶の水女子大学 5 5 2 2
京都大学 4 4 3 1
千葉大学 2 2 2 2
東京外国語大学 2 2 4 4
東京農工大学 2 1
横浜国立大学 2 1 3 2
大阪市立大学 1 1
金沢美術工芸大学 1
群馬大学 1 1
信州大学 1
筑波大学 1 1 2 2
電気通信大学 1 1
東京工業大学 1 1 5 5
東京藝術大学 1 1 2 2
東北大学 1 2 1
一橋大学 1 1 4 3
福島県立医科大学 1 1
防衛医科大学校 1 1
北海道大学 1 1 2 1
弘前大学 1
山口大学 1
横浜市立大学 3 3
国際教養大学 1
首都大学東京 1 1
東京学芸大学 1 1
名古屋市立大学 1
合計 47 39 53 44
私立大学 2019年 2018年
総数 現役 総数 現役
青山学院大学 18 16 14 14
麻布大学 1 1 1
亜細亜大学 2 1
岩手医科大学 1
大妻女子大学 1 1
岡山理科大学 1 1
関西大学 1 1
学習院大学 5 4 4 4
神奈川大学 1 1
神田外語大学 2 2
北里大学 7 4 6 4
共立女子大学 2 1 1
杏林大学 1 2
慶應義塾大学 58 50 56 46
工学院大学 1 1
國學院大学 1 1
国際医療福祉大学 6 3
国際基督教大学 4 3 2 2
駒澤大学 3 1 2 2
実践女子大学 3 2
芝浦工業大学 6 3 2
順天堂大学 4 4 7 6
上智大学 49 38 41 36
昭和大学 10 7 4 3
昭和音楽大学 1 1
昭和薬科大学 1
白百合女子大学 3 1 5 5
成蹊大学 2 1 1 1
成城大学 1 5 5
聖心女子大学 4 3 5 5
清泉女子大学 1
聖マリアンナ医科大学 6 2
聖路加看護大学 1 1
大東文化大学 1
多摩美術大学 6 4 1 1
中央大学 18 10 16 13
津田塾大学 13 7 4 4
帝京大学 4 1 2
東京医科大学 4 1 1
東京医療保健大学 1
東京家政大学 1 1
東京工科大学 2 1
東京歯科大学 2
東京慈恵会医科大学 8 7 5 5
東京女子大学 11 6 7 7
東京女子医科大学 5 3 6 2
東京農業大学 1 3
東京薬科大学 5 3 1
東京理科大学 33 26 41 28
東京都市大学 1 1 1 1
東邦大学 8 1 6 4
東洋大学 4 3 2 1
東洋英和女学院大学 1 1 1 1
獨協大学 2 2 3 3
同志社大学 1 1
二松學舍大学 1 1
日本大学 11 9 7 5
日本医科大学 5 4 6 4
日本歯科大学 1 1
日本獣医生命科学大学 1 1 1
日本女子大学 17 7 11 11
藤田医科大学 1 1
フェリス女学院大学 4 3
法政大学 14 8 9 9
星薬科大学 3 2 2 2
武蔵大学 1
武蔵野大学 3 3 1
武蔵野美術大学 3 3 1 1
明星大学 1 1
明治大学 32 23 40 34
明治学院大学 4 6 5
目白大学 1 1
立教大学 31 24 25 24
立正大学 2 2 1 1
立命館大学 1 1 1
早稲田大学 71 59 57 52
テンプル大学日本校 1 1
海外の大学 12 12
他大学  13校
合計 561 395 452 372

2019年 医・歯・薬系合格者数総数(既卒者含む)

医学部 合格
群馬大学 1
信州大学 1
千葉大学 1
筑波大学 1
東京大学 1
東京医科歯科大学 2
山口大学 1
弘前大学 1
防衛医科大学校 1
福島県立医科大学 1
岩手医科大学 1
北里大学 2
杏林大学 1
慶應義塾大学 3
国際医療福祉大学 5
順天堂大学 4
昭和大学 6
聖マリアンナ医科大学 6
帝京大学 4
東京医科大学 4
東京慈恵会医科大学 8
東京女子医科大学 5
東邦大学 7
日本大学 3
日本医科大学 5
藤田医科大学 1
合計 76
歯学・薬学・看護・獣医学部 合格
東京医科歯科大学 5
岡山理科大学 1
神奈川歯科大学 1
北里大学 3
慶応義塾大学 5
国際医療福祉大学 1
昭和大学 4
昭和薬科大学 1
上智大学 3
聖路加看護大学 1
東京医療保健大学 1
東京歯科大学 2
東京薬科大学 3
東京理科大学 5
東邦大学 1
日本大学 2
日本歯科大学 1
星薬科大学 3
合計 43

指定校推薦依頼のある大学

青山学院大学(理工)
学習院大学(経済、文、理)
北里大学(医、獣医、薬)
慶應義塾大学(法、商、理工)
国際基督教大学(教養)
上智大学(外)
聖心女子大学(文)
聖マリアンナ医科大学(医)
中央大学(法、理工、国際情報)
津田塾大学(学芸)
東京歯科大学(歯)
東京女子大学(現代教養)
東京女子医科大学(医)
東京薬科大学(薬、生命科学)
東京理科大学(A類理、A類工)
明治大学(文)
明治薬科大学(薬)
早稲田大学(法、商、文、文化構想、理工)
他大学 51

有名大学の進学実績も多く、今後も注目の中学になるでしょう。

雙葉中学校の中学受験対策

どの科目も、単なる知識の詰め込みではなく、深い理解を伴う知識を土台とした「思考力」と、それを丁寧に記述する「表現力」をみがくことが重要です。

算数

発想力の必要な問題は少ないですが、問題をよく読み、筋道を立てて丁寧に考える力が求められます。

忍耐力を必要とする問題が多く出題され、とくに規則性や場合の数に関する問題では、とにかく手を動かし、解答までのプロセスを整理する力が問われます。

また、小数計算が多いため、ケアレスミスによる失点に注意が必要です。

例年、平面図形・速さ・規則性・整数問題などが頻出ですので、頻度が高い分野に絞り込んで対策することが効果的です。

国語

雙葉中学校の国語では、とにかく「書く」という作業が重視されます。

「A3サイズの大きな解答用紙にびっしりと書かせる記述」として有名です。簡単に見える問題でも、字数が足りず解答用紙が埋まらないことがあります。日頃から、長い文章を記述することが必要です。

記述問題では、物語の流れや心情の変化・論旨を理解すること、文中の語句を使い自分の言葉でまとめることを意識して対策するようにしましょう。

例年定着していた出題形式が、2019年度は大きく変化しました。全くの新傾向ですので、来年度以降も要注意です。

理科

物理・化学・地学・生物の4分野からバランスよく出題されています。難問・奇問は出題されませんが、知識の丸暗記では歯が立ちません。「なぜそうなるのか」を、常に考えて勉強することが必要です。

また、実験の結果・方法について記述させる問題が多く出題されています。頻出単元の実験の手順などの基礎知識は確実に定着させましょう。

雙葉中学校の理科では、溶解度、中和、気体発生、熱計算などの計算問題も頻出です。過去問や問題集で対策しておきましょう。

社会

歴史・地理・公民の各分野の関連性や流れを重視する問題になっています。

基本的な知識を問う問題が数多く出題され、記述問題も難易度の高い問題はほとんど出題されません。そのため、受験生のレベルを考えると、基礎的な問題で点数を落とすと合格から遠ざかってしまいます。

時間(30分)と解答数を考えると、「スピード」と「思考力・処理能力の高さ」が求められています。

各分野の基本的な知識を定着させてから過去問演習に取り組み、出題形式に慣れておくなど、対策を練っておきましょう。

中学受験の勉強は基本の定着と出題傾向の対策が必要

今の中学受験は、昔に比べて受験生も増え難易度がより高くなってきました。

少子化の影響で受験者数が減少するかと思われていますが、より子供に良い教育を受けさせたい親も増えていて中学受験はより激戦になっています。

ただし勉強法に大きな違いはなく、中学受験レベルの基礎の定着と学校ごとの出題傾向対策で合格は可能です。

中学受験レベルの基礎に関しては、中学受験で偏差値を上げる確実な勉強法も参考にして下さい。

学校ごとの対策は塾を利用するのが効果的ですが、基礎ができていないと歯が立たない可能性もあります。

焦る気持ちもあるでしょうが、中学受験は親子のコミュニケーションも重要です。

子供の学習状況をしっかりと把握して、最善の状態で中学受験に挑めるように親も一緒に努力していきましょう。

受験中は辛い時期が多くなりますが、それを一緒に乗り越えると子供だけではなく親も成長できます。

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