中学受験はいつから始めるの?昔の情報を信じてはいけない理由

中学受験を考える親御さんが気になることに、「いつから」中学受験を始めれば間に合うの?という疑問があります。

昔は中学受験に関する情報が少なく、小学4年生が正解と言われていました。

ですがここ数年で中学受験業界の動きが変わり、今までのノウハウが通用しなくなってきたのです。

子供の数で考えると、首都圏の小学6年生の児童数は2011年以降低下を続けており、この数字はまだ下がると言われています。

ですが、その中でも中学受験者数は2015年を境に増加し続けています。

特に東京都内では6年生のクラスの内半数近くが、中学受験に挑戦するような公立小学校も増えているのです。

子どもが小学校に入学し、中学受験が身近になると気になってくるのが「中学受験はいつから始めるべきなのか」という問題です。

間違った情報を鵜呑みにして中学受験に挑むと、あの時やっておけばと後悔してしまいます。

そうならないためにも、中学受験をいつから開始すべきかをよく考えて取り組んでください。

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中学受験は小学4年から始めるべきなのか

中学受験に対応している学習塾でよく言われていたのが、「中学受験対策は小4から」という定説です。

この中学受験は4年生からの根拠ですが、受験までの期間が短いと詰込み型の勉強方法で受験に備えなければならなくなるからというものです。

間違ってはいないのですが、何故4年生なのでしょうか?

一般的に、急いで詰め込んだ知識は失うのも早いものです。

受験の合格がゴールではなく、中学入学後も学力も考えて勉強をしないとついていけなくなります。

詰込み型の勉強法で合格したけど、中学に入って勉強についていけず落ちこぼれになったケースをよく見てきました。

中学受験後も使える確かな知識として身につけるには、それなりの時間が必要になります。

ちなみに最近の学習塾では、「中学受験対策は小3の2月から」というのが主流になってきているようです。

これは受験対策の授業自体は小4の2月から始まりますが、本格的な難易度の高い授業に入る前に「勉強の仕方・癖付け」を行うことが目的だと言われています。

中学受験は4教科が主流ですが、特に算数などは小4から一気に学習時間も増え、難易度も上がるためその前に「勉強に耐える力」を備える必要があるからです。

結論として、中学受験の対策は早ければ早いほど良いのです。

ですが、この答えで終わらせると中途半端なので、もう少し中学受験を深堀した解説をしますね。

偏差値が高い子どもほど中学受験の開始は早い

受験となると嫌でも気になるのが「偏差値」という言葉。

実は偏差値の高い子どもほど、中学受験対策を開始した時期が早いといわれています。

中学受験を考えている親御さんには常識となっていますが。

さてこの偏差値ですが、テストを受けた人の中で受験者本人がどの位置にいるかを表したものです。

ただ単純に頭のいい子どもの偏差値が高く出るということではなく、「テストに慣れているか」「テストを受けるための勉強が身についているか」が偏差値の差に表れてきます。

中学受験では、普段の成績は良いのに試験本番で全く解けなかったという例もあります。

これは受験の雰囲気に慣れていない子供が、極度のプレッシャーを感じて普段の力を発揮できないからです。

テストを受けるとき、子どもたちはいつもと違う雰囲気の中、問題を解くことになります。

会場がいつもの教室であってもテスト独特の緊張感が教室には広がっています。

普段と違う雰囲気の中で自分の実力を発揮するのは大人でも難しいものです。

テスト会場の雰囲気に慣れるのにはテストを受ける回数を多くするのが効果的です。

また、テスト問題の中でも確実に正解して得点する問題や完答ではなく部分点を狙っていく問題、時間を稼ぐためにあえて解かずにおく問題など難易度の高いテストの場合には問題を選別する力も必要になってきます。

この問題を選別する力を身につけることもテストを受けるための勉強の一つと言えるでしょう。

中学受験を開始するのが早ければ結果的に受けるテストの回数は多くなりますし、問題を選別する力を身につけるのにも時間がかかります。

偏差値の高い子どもは

  • 何回もテストを受けていてテストの雰囲気に慣れている
  • テストのための勉強、問題を選択する力が身についている

と言えるでしょう。

このような理由で、偏差値の高い子ほど中学受験を意識した勉強を開始した時期が早い傾向にあるようです。

もちろん中学受験の勉強開始が遅い子供でも、偏差値が高い子供はたくさんいます。

そういった子供は戦略的な勉強をするなどの工夫をしています。

中学受験は時間があれば合格できるわけではない

では、中学受験の開始が早ければ早いほど合格できる可能性が上がるのでしょうか?

残念ながら時間があれば必ず合格できる・・・というものではないのです。

先述の通り、中学受験で必要なのは「志望校のテストを受けるための勉強が正しく身についている」ことです。

勉強の仕方を身につけるためには時間をかける必要があるので時間はあればあるだけ有利なのは確かですが、正しい勉強の仕方を知らなければ中学受験で合格を勝ち取ることはできないのが現実です。

では、正しい勉強の仕方とはいったいどういうものなのでしょうか。

それは一般的な問題の解き方だけではなく

  • 志望校の出題傾向
  • 出題傾向に合わせた問題の解き方
  • 難易度の高い設問への対処方法

こういった勉強の戦術を身につけていかなければならないのです。

数多くある受験校の中から志望校を決定し、出題の傾向分析をし、対策を練る。

これらをすべてこなして初めて中学受験へ挑むことができるのです。

その意味で個人(独学)で中学受験を乗り越えるのはまさに至難の業と言えるでしょう。

志望校に合格するための正しい勉強の仕方を学ぶために、まずは情報を多く持っている中学受験対応の学習塾に通塾するのが一般的です。

ただ学習塾へ通うだけではなく、「合格するための勉強をしている」という意識を持つことが正しい勉強の仕方を身につけるために必要です。

これはただ時間をかければ意識するようになるということではなく、まずは受験生本人に受験をするという自覚があるかどうかにかかってきます。

問題なのはこの自覚という点です。

幼稚園児、あるいは小学1年生くらいの幼い子どもに「受験」というものを意識させることはとても難しいでしょう。

本人の自覚を促すためにも、ある程度まで成長してから受験という意識を持たせる方が効果的なようです。

ただ早いスタートが有利になるのは間違いないので、その点では親の教育も中学受験の合否を分ける差となります。

中学受験は「いつから」の正解

とはいえ、受験生本人に受験の意識があるかどうか、あるいは勉強に対する意欲など多くは個人差があるものです。

この問題が解ければ○○中学校に必ず合格できる!という問題がないのと同じように、中学受験を小学3年生から開始すれば必ず志望校に合格できるというわけではありません。

中学受験に「いつから」に正解はなく、早ければ早いほどいいのは間違いありません。

逆に悩んでいるなら、すぐに中学受験の対策を始めて下さい。

時間は限りあるもので、あの時やっておけばと後悔する一番の要因です。

でも子供がまだ勉強に集中できないし・・・といった悩みもあると思います。

この中学受験の自覚を芽生えさせるのは親の仕事であり、中学受験は親が9割と言われる理由がそこになります。

子どもとのコミュニケーションをしっかりととり、子どもの持つ受験への意識を高めていくことが保護者の方々の中学受験に向けての最初の一歩になるのです。

ハッキリ言って中学受験を控える親御さんは、本当に辛い期間を過ごすことになります。

受験までストレスで精神崩壊する方も多く、中学受験をやらなきゃよかったと後悔するケースも少なくありません。

ですが中学受験自体は、子供の将来を考えると受けておいて損はないものになります。

日本はまだまだ学歴社会ですし、中学受験が終わっても高校受験、大学受験と続きます。

勉強は経験値の差が大きく、中学受験を経験している子供はやはり全体的に学力が高い傾向にあります。

中学受験の経験は必ず子供の将来にプラスになります。

そのために親ができることは、子供を最大限にフォローすることです。

親がしっかりと強い意志をもって、子供と上手く乗り越えることで中学受験後も良い関係を築くことができますよ。

辛い時期になり心が折れそうになりますが、そのためのフォローも書いているので参考にして下さい。

中学受験を考えている親御さんに読んでもらいたいものとして、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 」をおすすめします。

漫画なので抵抗がある方もいるかもしれませんが、色々な家庭の中学受験の体験が書いてありとても役立ちます。

中学受験との向き合い方について、親子で学ぶことができるおすすめの本です。


中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ 新装版 (日経DUALの本)

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