公文式が中学受験の弊害になるのは本当?デメリットを理解すれば併用も可能

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公文式は中学受験に通じるのか?

東大生の3人に1人は公文式をやっていたという話は有名ですよね。

全国にたくさん教室もありますし、日本一の頭脳を持つとされる東大生がやっていたとなれば、子供の学力アップに絶大な効果がありそうな気がしてきます。

そんな公文式ですが、中学受験には効果がないなんて話も聞かれます。

実際のところはどうなのでしょうか?

今回は、公文式メソッドの特徴や、公文式と中学受験の関係についてお伝えします。

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公文式は中学受験に役立つ?役立たない?

初めに公文式について簡単にご紹介しましょう。

公文式が子供の勉強に良い理由

公文式のメソッドは特徴的で、未就学児から、大学レベルまでの教材がある中で、真面目にコツコツ勉強していると、自分の学年を超えた学習が出来るという仕組みです。

小学生の教材はA教材から始まり、200枚のプリントをこなすと次の学年のB教材にセットアップします。

もちろんプリントをこなしても間違いの多ければ、次にステップアップすることができません。

問題を解いたプリントを公文の先生に採点してもらい、きちんと解けるまで解き直しさせられるので、適当にプリントを進めたからといって進級できるものでもないのです。

つまり、真面目にコツコツ、正確に解けてこそ、学年を超えた学習ができるというわけです。

学年を超えた学習ができれば子供の自信にも繋がるでしょう。

問題に積極的に取り組めば取り組むほどレベルが上がっていくので、子供の向上心に火がつき、自発的に勉強するようになるのです。

通学も学習効果をアップさせる

また、公文式は、週に2回、教室で定められた曜日に教室に出向き、与えられた課題をこなします。

その他に、塾がない日に取り組む宿題が渡され、家庭では宿題のプリントを次の塾の日までに終わらせて持っていき採点してもらう、という流れです。

例えば、火曜日と金曜日が公文式の日なら、火曜日の帰りに宿題が渡され、水曜日、木曜日て宿題を終わらせ、金曜日に提出するということです。

これが毎週毎週繰り返されるので、公文のある日までに宿題の提出を間に合わせようとすると、毎日毎日机に向かわなければなりません。

ですから公文式をやっていると、自然と学習習慣が身についていくのです。

出来る子供は、小学1年生なのに、小学4年生の問題をスラスラ解いていたり、小学4年生なのに、中学3年生の課題に取り組んでいる子もいます。

公文式が中学受験の役に立たない理由とは

公文式が子供の学習に良い影響を与えることを理解いただけたと思います。

しかし公文式での学習は中学受験に役に立たないと言われてしまうのは、こんな理由があるからです。

まず公文式は、算数・数学、国語、英語の3教科しか対応していません。

中学受験では、算数、国語、社会、理科の4教科から出題されるので、社会と理科が公文式では賄いきれないのです。

また、公文式の算数は計算問題がメインです。

同じ単元の計算を繰り返し何度も解くことで、解き方をインプットさせ、正確性と速さを身に付けることは出来るのですが、中学受験では単純な計算問題は多く出題されることはなく、応用問題や文章問題がほとんどです。

確かに公文式をやっていると、学校の問題は正確に早く解けいるので、学校の成績は良くなるはずです。

しかし、中学受験で出される問題は公文式のプリントとは大きく異なる問題が出題されるのでいくら公文式で学年を超えた勉強をしていたとしても太刀打ちできないという事態になってしまうのです。

中学受験で確実に合格を勝ち取ろうと思うなら、やはり中学受験に精通した塾に通うことをおすすめします。

中学受験を専門としている塾では、各学校の受験情報を豊富に持っているので、学校別の対策カリキュラムをしっかりと組んで合格に導いてくれます。

中学受験用の塾を利用せず、公文式だけで中学受験を勝ち抜いた優秀な子供もいないこともありませんが、安全・安心を求めるなら、やはり公文式の学習を武器に中学受験に挑むにはリスクがあると言えるでしょう。

低学年が公文式を習うと中学受験に役立つ可能性アップ

公文式を習うなら、低学年から習い始めるのがおすすめです。

公文式では、あえて本来の学年の少し下の学年から学習をスタートさせることがほとんどです。

褒めて伸ばす公文式は低学年ほど効果的

というのも公文式の教育スタイルは、子供の頑張りを褒めて伸ばすスタイルで、子供たちの「できた!」という感覚を大事にしています。

いきなり難しい問題にチャレンジしてしまうも、「できた!」という感覚を実感できにくく、勉強の楽しさを知ることが出来ません。

初めは下のレベルからトライして、「できた!」という感覚を十分に感じることができれば、自信を持った子供たちは自発的に勉強をするようになります。

「できた!」の感覚によりやる気がでるのは、高学年の子供よりも、まだ学習に身を置いて時間の少ない低学年の子供たちです。

「先生にもっと褒められたい!」

「友達よりも先に進級したい!」

と、向上心や競争心に火がついた低学年は、物凄いエネルギーで新しいものを吸収出来るのです。

低学年の学習で1番大切なことは、学習習慣をつけることといっても過言ではないでしょう。

公文式は学習習慣が身に着く

「学校から帰ってきて、宿題をする以外に勉強をきちんと毎日やる」

これは小学校低学年の子供たちにとって、当たり前のようで当たり前ではありません。

公文式では、週に2回の教室での学習の終わりに、先生から宿題が手渡されます。

それを次の教室での学習までにこなしていかなければならないので、毎日やるべき課題が用意されています。

ですから学習習慣が身に付きやすいのです。

宿題の枚数は、子供の能力によって変わります。

勉強が得意な子供はや、余力のある子供は、先生がたくさん宿題のプリントを渡してくれるので、真面目にコツコツと頑張っていれば、学年を超えた学習ができるようになります。

友達からの遊びの誘いや、ゲームやテレビ、おやつなど、勉強を邪魔する誘惑に打ち勝って勉強の習慣を身につけられた低学年の子供と、そうでない子供は、やがて高学年になり、勉強の内容が難しくなった時に大きく差が表れます。

低学年から公文式でしっかりと学習習慣が身に付いた子供たちは、難なく高学年の問題についていくことができます。

つまり、高学年で中学受験を出来るレベルの学習能力まで達しているということなのです。

低学年から公文式に真面目に取り組んできた子供たちのほとんどが、中学受験にチャレンジできるまでの土台ができています。

しかし、中学受験ギリギリで公文式を始めるとしたら、土台作りには間に合いません。

中学受験で出題される問題は、高度な応用問題が多いので、自力での勉強や公文式の問題を多く解いても対応が難しいので、高学年から学受験の対策をするなら公文ではなく、中学受験専門の塾の方が効率よく受験対策ができるのです。

そこに至るまでの基礎を公文式で培う事は大きな成果があると言えるでしょう。

高学年が公文式と塾を併用するデメリット

中学受験に向けて本格的に動き出すのは高学年になってからになるでしょう。

早いお子さんでは小学校4年生から、遅くとも6年生の夏休みまでには中学受験に向けて学習塾での勉強開始するのが一般的です。

小学校低学年から公文を続けていたという子供や、くもんの教育カリキュラムに魅力を感じていて中学受験塾と併用して学習していきたいと考える人もいると思います。

公文式と中学受験塾の併用をすれば、基礎力も応用力も鍛えられ、子供の学力は格段にアップするでしょう。

しかし、中学受験合格とゴールだけ見れば、公文式と中学受験塾の併用にはデメリットがないとは言えません。

公文式のカリキュラムは中学受験に対応していない

先ほどもお伝えしたように、公文式の教育カリキュラムは中学受験対策には対応していません。

中学受験塾では各学校の出題傾向なども把握しており、子供の志望校に合わせた問題を繰り返し演習させるのですが、いくら公文式のプリントを進めても上の学年の学習になるだけで、受験勉強に直結するものは少ないのです。

公文式にも通い、塾にも通うとなると、お金が余計にかかってしまうのはもちろんですが、勉強時間もその分割かれてしまうことになるのです。

難関レベルの中学受験をするのであればなおさら、志望校に特化した受験勉強をした方が合格率は上がりますから、受験勉強以外に時間や労力を割いてしまうのはリスキーでもあるのです。

しかし、無事中学受験に合格した後のことを考えると、公文式と塾の併用はとても良い効果をもたらすでしょう。

公文式を頑張って学年を超えた学習ができていれば、小学生のうちに中学校の内容の勉強や、高校レベルの勉強まで到達するので、中学受験で合格した後に学校生活での勉強が楽になり、校内のテストで良い成績を取れることも期待できます。

公文式と塾を併用する事をゴールとせず、中学受験で合格した後の子供の勉強まで見据えているのであれば、公文式と塾の併用
には大きなメリットがあると言えます。

ただし、中学受験合格のために公文式と塾の2つを頑張れば合格率が上がると考えるのは間違いでしょう。

公文式が小学生におすすめな理由

公文式を小学生の頃に習っていた人に話を聞くと、ほとんどの人が口を揃えて

「やっていて良かった。」と答えます。

中学生になって、きっぱりと公文式を止めた生徒も、小学校の頃に公文式を習っていたことはやはり正解だったと感じているようです。

公文式が小学生におすすめな理由をご紹介していきます。

英語が自然に身につく

公文式は、小学生でも英語を選択して学習することができます。

公文式の英語学習には特徴があり、E-Pencilとプリントを使って学習するシステムです。

英語のプリントには、特殊な加工がされており、英語の文章をE-Pencilでタッチすると、自動音声が英語を読み上げてくれるのです。

ですから、英語が読めない小学生でも簡単に英語に親しむことが出来るというわけです。

普通は、読み方のわからない単語に出会ったら、理解を諦めたくなるところですが、
E-Pencilさえあれば、辞書を引く手間もかからず、プリントの中に出てくる単語の読み方、発音までしっかりと理解することができるのです。

プリントにペンをかざせば音が出て学習できるなんて、小学生には楽しくて仕方がないのではないでしょうか。

読解力が養われる

小学生レベルの公文式の国語は、読み物の中で漢字や国が学習出来るようになっています。

漢字は文章の中で読みを先習してから書きを学習するので、無理なく学ぶことができるのが特徴です。

漢字練習が嫌いな小学生も今夜ですが、公文の国語では、前後の文章があるから漢字のイメージが頭の中に定着しやすく、一度覚えたら忘れにくいのです。

そして生きた日本語と、高い読解力も身につきます。

国語は、全ての教科の基礎とあるため、国語でつまずいてしまうとその他の教科でも、を取ることができなくなってしまいます。

いくら計算が得意でも、国語力が養われていなければ、応用問題で引っかかってしまったり、証明が出来ないという困った事態になってしまいます。

読解力は日ごろから読み物に慣れ親しむことで地道に鍛えられるものなので、小学生のうちから公文公文式国語で鍛えておくと、中学生になった時に国語で困らずに済むだけでなく、その他の教科でも問いの意味を履き違えなくて済みます。

計算力が格段にアップする

公文式で算数を習っている子供の計算のスピードは驚くほどに早く、感心させられます。

公文式で計算が速くなる秘密は、同じ単元の計算を、これでもか!と言わんばかりに繰り返し練習させられるからです。

一度や二度と出来たからといって先に進むのではなく、出来ても何度も何度も繰り返す学習法でやり方を体にきざみ込み、本当の意味で定着させる学習システムなのです。

このシステムで、計算が苦手だった子供がいつの間にか計算が得意になっていたという話や、計算はできるけれども、1問に時間がかかってしまう慎重な子供とかなり早いスピードで早く正確に計算ができるようになったという話をよく耳にします。

公文の算数は、計算がメインですが、計算の早さと性格さは算数においても、数学においても大切になってきます。

中学生の内容を先取りして勉強できる

公文式で学習する子供には大きく分けて2パターンのタイプがあります。

1つ目のタイプは、学年相応の学習、或いは自分の学年よりも下の学年の学習をひたすらするタイプ。

2つ目は、自分の学年よりも上の学年の勉強を先取りして学習するタイプです。

公文式は、子供一人ひとりの頑張りによって学習の内容が違ってきます。

勉強が苦手な子供や、真面目に宿題に取り組まない子供はいつまでたっても自分の学年の学習を超えることができません。

一方で、理解力が高く、真面目に宿題に取り組める子供はどんどん先に進んで学習ができるので、低学年でも高学年の学習をしていたり、中学生、高校生の勉強している子供たちもいます。

先取り学習を公文式でしているので、いざ学校でその単元に出会ったときには、学校の勉強で復習することになります。

そのため、先取りしていた分野の勉強は得意になっているのです。

万が一忘れてしまっていても、学校の先生の解説で理解が深まり、今度こそきちんと理解出来るでしょう。

小学生のうちに中学生の勉強まで進んでしまっていれば、高い確率で中学校に入ってからのテストで良い成績が取れてしまうのです。

上記の理由から、小学生のうちに公文式を習うことはメリットがたくさんあると言えるでしょう。

中学受験を考えているなら公文式だけに頼らないこと

公文式の学習メソッドは素晴らしいです。

子供を伸ばす工夫がされていて、勉強を楽しいものと子供が認識することができるようになります。

ただし中学受験を考えているのであれば、公文式だけに頼るのは危険です。

そもそも公文式のゴールは中学受験合格ではないので、公文式で合格できる可能性は低いです。

もちろん公文式はとても役立ちますし、やっていて損はありません。

ですが中学受験に焦点を当てると、公文式よりもきちんとした塾や家庭教師に頼ったほうが確実でしょう。

低学年であれば勉強が楽しくなるので、公文式から始めるのはとてもおすすめです。

高学年になったら、勉強のスタイルを変更して中学受験に臨んだ方が合格率は上がるはずです。

中学受験の勉強は基本の定着と出題傾向の対策が必要

今の中学受験は、昔に比べて受験生も増え難易度がより高くなってきました。

少子化の影響で受験者数が減少するかと思われていますが、より子供に良い教育を受けさせたい親も増えていて中学受験はより激戦になっています。

ただし勉強法に大きな違いはなく、中学受験レベルの基礎の定着と学校ごとの出題傾向対策で合格は可能です。

中学受験レベルの基礎に関しては、中学受験で偏差値を上げる確実な勉強法も参考にして下さい。

学校ごとの対策は塾を利用するのが効果的ですが、基礎ができていないと歯が立たない可能性もあります。

焦る気持ちもあるでしょうが、中学受験は親子のコミュニケーションも重要です。

子供の学習状況をしっかりと把握して、最善の状態で中学受験に挑めるように親も一緒に努力していきましょう。

受験中は辛い時期が多くなりますが、それを一緒に乗り越えると子供だけではなく親も成長できます。

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