中学受験の夏休みを効率的に過ごす方法【難関中学合格者の体験談あり】

長い夏休み、中学受験の勉強はこの夏休みの過ごし方で大きく変わると言っても良いでしょう。

ですが、夏休みだからと最初から勉強時間をいきなり増やしていては体力が持ちません。

夏休みの過ごし方ですが、中学受験は学年によって夏休みの勉強方法が変わります。

小学6年生なら追い込みに向けて実力を伸ばす時期ですし、小学4年生であれば中学受験を意識した勉強に切り替える時期です。

また現在の学力によっても、どんな勉強をすべきか変わります。

難しい中学受験ですが、夏休みの過ごし方次第で偏差値を伸ばせるチャンスです。

もちろん親のサポートも大事なので、子供が集中できる環境を作ってあげる努力をして下さいね。

今回は、中学受験の夏休みの過ごし方について、様々な角度から最適な過ごし方を説明したいと思います。

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学年・学力別!中学受験夏休みの過ごし方

まず現在の学年、学力で夏休みの過ごし方がわかります。

※志望校も関係しますが、そこは現在の学年と学歴によってもわかるので後ほど説明しますね。

小学6年生

小学6年生は中学受験本番に向けた最後の夏休みになります。

この夏休みにどれだけ偏差値を上げられるかで、合否が変わると言っても良いでしょう。

6年生に関しては、学力問わず勉強時間を長めにすることが大事になります。

1日最低でも8時間は勉強時間を確保してください。

かなり厳しいですが、勉強時間の長さは学力アップに比例します。

ただダラダラと勉強していては意味がないので、効率的に勉強できるように塾を利用するのがおすすめです。

もし今の学力に不安があるのであれば、家庭教師の併用も検討してください。

6年生の夏休みは、志望校合格に向けた勉強が中心になるので、できるだけ対策をしっている塾や家庭教師を利用した勉強法が効果的です。

もちろん家庭学習も大事で、適度に集中できるように静かな環境を作ってあげましょう。

もし周りがうるさいのであれば、図書館などで勉強するのも効果的です。

一つ注意としては、全く息抜きをしないと集中力が下がるので、適度にリフレッシュできる時間を作ってあげましょう。

親とのコミュニケーションも子供にとっては大事な時間なので、中学受験だからと勉強だけをさせないようにして下さい。

一緒に勉強を頑張ったり、ご褒美にキャンプに行くなど一緒に過ごす時間があれば将来の財産になります。

小学生の頃の記憶は大人になっても強く残っているので、親と過ごした時間が貴重だったと思える夏休みにして下さいね。

小学5年生

中学受験を意識しつつも、まだ精神的には余裕がある時期になります。

ただ周りも本格的に受験勉強を始める頃なので、5年生の内にしっかりと中学受験を意識できる勉強を行いましょう。

現段階で志望校の偏差値を超えている(合格ライン)であれば、普段の勉強時間プラス1時間~2時間にシフトしてください。

長い勉強時間に慣れさせることを、夏休みの目標にしましょう。

また塾に行くことも効果的な勉強法になります。

夏期講習は勉強だけではなく、中学受験の良いアドバイスをもらうことができます。

周りのライバルたちの雰囲気もわかるので、積極的に利用してください。

現段階で偏差値が不足している子供は、基礎から徹底的に勉強してください。

長い勉強時間が取れる夏休みは、基本を徹底的に鍛える良い期間になります。

家庭学習で基礎の徹底を行えば、中学受験に向けて良い土台を作ることができます。

そして家庭の時間も大事にして下さい。

中学受験に挑むと親とのコミュニケーション不足になりがちです。

きちんと家庭のコミュニケーションをとることで、子供の不安要素などを払拭することができます。

小学4年生

4年生の時期は、まだ時間があるので焦る必要はありません。

夏休み期間はできるだけ勉強に慣れさせたいので、勉強することに抵抗がなくなることを目標にしましょう。

4年生の頃から集中力をつけると、どんどん偏差値が上がっていきます。

塾を利用したり、家庭教師を頼むなど、学校とは違う環境を作るのも効果的です。

また集中力が切れてきたら、親と一緒に勉強するのも効果があります。

難しい問題を解かせる必要はないので、勉強が楽しいと思わせる工夫をして下さい。

脳を活発化させるために、社会見学をするのも良いコミュニケーションになります。

4年生は準備期間になるため、勉強をする意識を持たせるのが最大の目標になります。

中学受験の夏休みは達成感を子供に感じてもらうこと

中学受験を控えた子供を成長させるには、達成感を感じさせることが大事です。

長い夏休み中、ずっと勉強していると集中が切れることが多々あります。

そこで勉強の達成感を子供に感じさせることで、集中力を持続させるのです。

実際に中学受験を経験した家庭で、効果があった勉強法を紹介するので参考にして下さい。

勉強グラフを作る

これは都内の難関中学に合格した家庭で実際に行った勉強法です。

毎日、何時間勉強したかを一目でわかるように色を付けてグラフを書きました。

そのグラフはただ勉強した時間を塗るのではなく、どの教科に何時間勉強したのかを色別で塗っていきました。

すると、まずグラフがどんどん伸びていく達成感を味わうことができるので、もっと頑張ろうという意欲につながります。

また今までこんなに勉強頑張ってこれたんだなあと、子供が自分を認めてあげる証拠にもなるので楽しく勉強することができます。

平日頑張ったのなら、土日は少し長く休憩時間を取ってリフレッシュするなどの工夫もしました。

土日ではなくても、子供が好きなテレビが放映される日だったりなど、子供の生活リズムの中でこの日だけはリラックスする日と決めておくと毎週、その日に向かって頑張ることができます。

ただ勉強するのではなく、達成感が見てることで子供のモチベーションアップにもつながりました。

あと、教科別に色を使い分けることで、どの教科にどれだけ時間を使っているかの時間の配分が一目でわかるのでおすすめです。

昨日はこの教科に時間をたくさん使ったから、今日はこの教科を多めに勉強しようという風に自然と勉強の計画を立てることができます。

また子供がどの教科が苦手で、どの教科が得意なのかも、時間から知ることができるので子供の得手不得手を認識する手段として今後の受験対策に活かすことができます。

自由ノートを作る

よく教科別にノートを作って練習問題を解いたりしていましたが、教科別にすることなく、どの教科も1冊のノートに練習問題を書いて解いていく勉強法は効果がありました。

全教科を1冊のノートに書くので、すぐにノートがいっぱいになります。

いっぱいになったら次に新しいノートを作り「No2」など何冊目なのかわかるようにタイトルを書いて、またそのノートにすべての教科の練習問題やテスト問題など解いてノートを書きつくしていくのです。

こうすることで、ノートを1冊完成させるというのは結構な達成感を味わえるので、また次のノートも完成させよう=たくさん練習問題、テスト問題を解いて解くまろうという向上心が生まれてきます。

すると気づいたときには「自由ノート」が何十冊にもなり、たくさんの問題をこなすことで成績も上がっていくと思います。

教科別にノートを分けてしまうと、自宅でも自宅以外の場所でも勉強する際の荷物が増えてしまいますが、「自由ノート」として1冊にすることで、ただでさえ教科書で重たい荷物を減らすことができます。

各教科のまとめノートは教科別に作る必要がありますが、ただ練習問題をこなすためのノートであれば1冊にしてしまったほうがおすすめです。

この「自由ノート」はきれいに書こうと思わなくていいので、どんな乱雑な字でも良いです、自分で理解できる字であれば構いません。

完成した「自由ノート」は捨てずに全部保管しておいてください。

すごい量になったとしても保管しておくのがおすすめです。

なぜなら、いざ受験日が近づいて、いよいよ明日が試験日というときに、多くの子供は本当に大丈夫だろうか、試験うまくいくだろうかと大きな不安でいっぱいになると思います。

ですが、今まで作り上げてきた「自由ノート」を眺めてください。

これだけ自分は勉強して努力してきたんだという自信を持って試験に向かうことができるので、受験が終わるまで役に立てると思います。

中学受験夏休みで塾に行く場合の生活習慣

中学受験の夏休みで、塾に通う家庭も多くなると思います(今はほとんどの家庭で塾を利用していますね)。

中学受験塾の夏期講習は、授業時間が長くなることも多いです。

6年生だと、長いところでお昼前に授業が始まって、終わるのが夜9時前……なんていうこともあります。

塾にいる時間がこれほど長くなるので、当然、食事や睡眠などの生活習慣もしっかりと管理する必要があります。

塾や中学受験のサイトで説明していないことも多いのですが、食事や睡眠の質も大事な受験勉強の対策になります。

夏休みの食事

一日3食のうちの2/3を塾で食べるとなると、夏期講習中の塾で食べる、「塾ご飯」が学習の質に及ぼす影響は無視できません。

記憶力アップや体力などは、当然、食事内容によって変わります。

そこで、おすすめの塾ご飯をご紹介します。

夏期講習での休み時間は長くても20~30分程度であることが多いです。

そんな限られた時間の中で、先生にわからなかったことを質問して、お友達とふざけあって、お手洗いに行って……なんてやっていると、ご飯を食べる時間はほとんどありません。

なので、おにぎりやサンドイッチなどの食べやすいものがおすすめです。

栄養バランスの偏りが気になりますが、そこは中の具材に野菜や肉・魚・卵といったたんぱく質豊富なものをたっぷり入れて、カバーできます。

夏場、冷蔵庫にお弁当を入れられない塾が多いので、保冷剤をつけたり、凍らせたゼリーを入れたり、梅等の殺菌効果のある具材を入れるなどして、食中毒には充分気をつけてください。

夏期講習中の睡眠

塾によっては、夏期講習中、授業が終わるのが9時近く、というところもあるかと思います。

受験生にとって、この時期は一秒も無駄にしたくない、だから家に帰っても予習復習をしたい。

でも、育ち盛りの小学生にとって、充分な睡眠をとることはとても大事です。

睡眠の質が高ければ、記憶力がアップすることは科学的にも研究で証明されています。

では勉強時間と睡眠、どんな風に折り合いをつけていけば効果的でしょうか。

小学生の体力や集中力を考えると、1日最低でも8時間くらいの睡眠は必要です。

どんなに勉強が残っていても、夜11時には寝かせ、8時間は睡眠をとらせてあげてください。

睡眠をインプットした知識の定着時間と割り切ってしまいましょう。

睡眠には、脳にインプットした知識を、整理してアウトプットできる状態にする役割があります。

知識の絶対量が増える訳ではありませんが、多岐のジャンルにわたり蓄えた知識が脳のどこの引き出しに入っているかが整理できるので、アウトプットできる知識の量が増えるのです。

また「ひらめき」も睡眠が助けてくれます。

例えば、寝る前に解き方が思い浮かばない算数の問題に目を通してから眠ると、翌朝にひらめく確率が高いのです。

アウトプットできる知識の量が増え、ひらめき力がアップする。

下手な自宅学習よりよほど効果的です。

覚えたら、忘れないうちに寝て、眠りを味方につけましょう。

夏休みの息抜き

とにかく勉強一色になりがちな夏期講習ですが、ここで子どもが燃え尽きて、秋以降に成績や意欲が減退しては元も子もありません。

上手く息抜きすることが、親子ともに受験生の夏を乗り切るポイントです。

勉強するときは120%、遊ぶときも120%。

ただ、息抜きの質には気をつけましょう。

テレビ・テレビゲームは、その場での面白さはありますが、たくさんの刺激が脳に伝わり、ようやく覚えた学習内容の知識が定着しづらくなります。

また、だらだらといくらでも見られてしあうので、勉強と息抜きのスイッチがうまく切り替わりません。

それだったら、一日友だちと海に行ったり、スポーツをしたり、カブトムシを探しにでも行く方がよほど効果的です。

短時間でも思い切ったことをすると気持ちが切り替えやすくなります。

ただ、それだと遊ぶのが楽しくて勉強しなくなっちゃうのでは……?

そう思われる場合は、勉強に関連する息抜きを、お子様と一緒に楽しんではいかがでしょうか。

  • 物語を作る:国語の勉強に関連します。
  • プラモデル:算数の勉強に重要な空間把握能力に関連します。
  • 18きっぷで各駅停車の旅:地理や歴史を肌で感じられるので、社会の勉強に関連します。
  • 動物園、水族館、プラネタリウムへ行く:理科の勉強に関連します。
  • プログラミング:論理的思考を養うのに役立ちます

中学受験を控えると勉強一色単になりますが、適度なリフレッシュは勉強の効率を上げることも覚えておいてください。

ピリピリした雰囲気の中だけで勉強をしていても、健全な精神に育つことはできません。

社会に出たら学歴だけでは通用しないことも多いので、小学生の内から色々なことにチャレンジするべきです。

中学受験は夏休み後の勉強も重要

夏休みは勉強時間を増やせる貴重な期間になります。

ですが夏休みに必死で勉強したからと言って、すぐに結果がでるわけではありません。

受験生の傾向を見ると、夏休みの結果が出るのは冬になってからです。

夏休み最後の模試を受けると、思っていた以上に偏差値が上がっていないとガッカリする家庭も多いです。

その気持ちは理解できますが、すぐに結果がでるわけではないので我慢してください。

むしろ集中を切らさず、夏休み後もしっかりと勉強を続けましょう。

そうすることで中学受験に必要な実力が、少しづつ身に着いていきます。

勉強の難しいところは、結果がすぐに出ないことです。

小さいことから積み重ねて、最後に実を結ぶのが中学受験です。

精神的にも辛い時期が長くなりますが、気持ちを切らさずに継続することが合格への近道になります。

中学受験の勉強については、中学受験で知っておくべき勉強法も参考にして下さい。

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