筑波大学附属中学校の偏差値と評判 歴史と伝統が息づく国立名門校【中学受験】

筑波大学附属中学校は、国立大学附属の共学校で、首都圏(東京都)有数の進学校です。

通称「筑附(つくふ)」は、1888年に師範学校の附属学校として設立されました。

創立130年という、非常に長い歴史と伝統を有する国立の進学校で、現在も高い人気を集めています。

ちなみに附属小学校は、慶應義塾幼稚舎と共に、日本で最も人気の高い小学校の一つとして有名です。

今回は、中学受験でトップクラスの偏差値を誇る筑波大学附属中学校について解説するので参考にしてください。

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筑波大学附属中学校の特徴

筑波大学附属中学校は、東京都文京区大塚にある国立中高一貫校(共学校)になります。

ただし、高校からも募集するため、完全中高一貫校ではありません。

「強く、正しく、朗らかに」の校訓のもと、知育、徳育、体育のバランスのとれた人間を育むことを教育目標としています。

自主自律の校風で、校庭も敷地も広く、周辺には大きな商業施設は一切なく、勉強に集中できる環境の中、生徒はのびのびと学校生活を送っています。

また、筑波大学における生徒の教育に関する研究に協力している教育実験校ですので、独自のカリキュラムを使った教育内容で、先取りではなく深堀していく教育を重視しています。

教科書を執筆している教師もいるそうです。

伝統の名門校ということで、卒業生には、文豪の永井荷風、元首相の鳩山一郎など、現代史に名を残す人材を多数輩出しています。

筑波大学附属中学校の基本情報

筑波大学附属中学校の基本情報は以下になります。

学期 2学期制
登校時間 8:15
完全下校時間 17:40
土曜授業 あり(隔週)
制服 あり

その他には1学年の人数が約200人(男女比はほぼ1:1)で、5クラスで構成されています。

交通アクセス

アクセスはとても良く、電車の徒歩圏内になります。

・東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅徒歩10分

・東京メトロ有楽町線護国寺駅徒歩8分

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筑波大学附属中学校の偏差値

筑波大学附属中学校の入試日は2月3日です。

人気に伴って偏差値も当然高く、首都圏でもトップクラスです。

2019年度の偏差値を見てみましょう。

80偏差値 50偏差値
66(男子)
68(女子)
62(男子)
64(女子)

参考:四谷大塚

80偏差値、50偏差値という数字はそれぞれ、合格基準偏差値(%)を意味します。

この数値は合格を保証するものではないので、あくまで目安としてください。

筑波大学附属中学校の偏差値は、女子の方が男子より高い傾向にありますね。

筑波大学附属中学校の倍率

筑波大学附属中学校の倍率を紹介します。

募集人員 受験者 合格者 実質倍率
2017年 男子 65 163 40 4.1
女子 160 40 4.0
2018年 男子 65 160 40 4.0
女子 173 40 4.3
2019年 男子 65 202 40 5.1
女子 190 40 4.8

今年度は受験者が男女ともに増加しており、いつにもまして激戦でしたね。

筑波大学附属中学校の評判

筑波大学附属中学校の評判はとても良く、共学の学校によく見られるように女性主導の傾向が強いようですが、男女の仲が良いことでも知られています。

しっかりしている生徒が多いため、いじめの話はほとんど聞こえてきません。また、不登校の生徒も少ないそうです。

ただ、附属小学校からの内部生が6~7割と多いので、中学から入学した生徒は初めは疎外感を感じることがあるそうですが、次第になじんでいくとのことです。

気になる附属高校への内部進学ですが、学校ホームページによると、約80%の生徒が進学します。

進学する割合は東京学芸大学附属よりも高いですが、全員が進めるというわけではありません。

そのためか、塾通いも結構盛んで、1年生から3~5割の生徒が通っている印象です。

筑波大学附属中学校の進学実績

筑波大学附属中学校の大学の進学実績を紹介します。

大学名 合格数 大学名 合格数
東京大学 32(22) 早稲田大学 115(84)
京都大学 5(3) 慶應義塾大学 57(43)
一橋大学 2(1) 上智大学 26(20)
東京工業大学 5(4) 東京理科大学 48(33)
北海道大学 4(3) 慶応義塾大学・医 1(0)
東北大学 4(3) 順天堂大学・医 6(2)
筑波大学 7(5) 東京慈恵会医科大学・医 2(1)
北海道大学・医 1(0) 日本大学・医 1(0)
弘前大学・医 1(0) 日本医科大学・医 2(1)
秋田大学・医 2(1) 東邦大学・医 1(1)
福島県立医科大学・医 1(1) 東海大学・医 1(0)
筑波大学・医 2(1) 自治医科大学・医 1(0)
信州大学・医 1(1) 帝京大学・医 1(1)
千葉大学・医 2(1)  東京医科大学・医 2(2)
旭川医科大学 1(1)  私立大学医学部合計 18(8)
神戸大学・医 1(0)
京都大学・医 1(1)
大阪大学・医 1(0)
琉球大学・医 1(1)
国公立大学医学部合計 15(8)

東大、京大、早慶上智、医学部への進学実績を安定して出しています。

筑波大学附属中学校の中学受験対策

筑波大学附属中学校は、2020年度入試の募集人員を従来の65人から80人に増やします。

また、2021年度入試の学力検査の教科数を従来の8教科から4教科(国語・算数・社会・理科)へ変更することが決まっています。

入学試験は、国語・算数・社会・理科・音楽・家庭・図画工作・体育の8教科です。

2019年度の合格最低点(割合)は、男子72%、女子74%となっています。

実技系教科の入試内容は、小学校の授業で扱う内容を超えての出題はありません。

家庭と図工は筆記問題、音楽は放送による聞き取り問題、体育は基本的な運動能力を見るための実技になります。

国語は試験時間が理科と合わせて50分と、試験時間が短いので時間配分に注意が必要です。基礎問題中心の出題ですので、ケアレスミスを減らし、確実に点数を稼いでいくことが大切です。

算数は、社会と合わせて50分の試験時間です。国語・理科と同じく時間配分が重要になります。

偏りなくあらゆる分野から出題されますが、特に対策が必要な範囲として、図形問題とパズル問題があります。図形問題は空間把握を、パズル問題は柔軟性を問うています。

理科は、化学・生物・物理・地学のすべての範囲から出題されます。

その中でも、植物について、実験や観察を題材に頻繁に出題されます。また、気体・水溶液も同じく頻出されています。点数差が出るところですので、必ず対策をしておきましょう。

社会は、地理・歴史・公民のすべてからまんべんなく出題されます。

資料読み取り問題中心の構成となっているので、普段から資料集でデータを見ることや、演習を繰り返して問題に慣れることが重要です。

中学受験の勉強は基本の定着と出題傾向の対策が必要

今の中学受験は、昔に比べて受験生も増え難易度がより高くなってきました。

少子化の影響で受験者数が減少するかと思われていますが、より子供に良い教育を受けさせたい親も増えていて中学受験はより激戦になっています。

ただし勉強法に大きな違いはなく、中学受験レベルの基礎の定着と学校ごとの出題傾向対策で合格は可能です。

中学受験レベルの基礎に関しては、中学受験で偏差値を上げる確実な勉強法も参考にして下さい。

学校ごとの対策は塾を利用するのが効果的ですが、基礎ができていないと歯が立たない可能性もあります。

焦る気持ちもあるでしょうが、中学受験は親子のコミュニケーションも重要です。

子供の学習状況をしっかりと把握して、最善の状態で中学受験に挑めるように親も一緒に努力していきましょう。

受験中は辛い時期が多くなりますが、それを一緒に乗り越えると子供だけではなく親も成長できます。

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