宅建を独学で合格する勉強法とおすすめの参考書

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宅建は難易度が高いイメージがあり、独学で合格は難しいと思っている人が多いです。ですが戦略的に勉強すれば、独学で宅建に合格することは可能です。効率的な勉強法を実践すれば、独学でも宅建を攻略することはできます。

宅建の独学で合格するためには、勉強法と参考書選びが大きなポイントになります。良い参考書を使って勉強することで、効率的な学習ができるからです。市販の参考書でも、手順を踏んで勉強すれば宅建の試験内容は理解できるようになります。

効率よく勉強をすることで、短期間の勉強時間でも宅建に合格することができます。宅建に最短の勉強時間で合格するための、勉強法を紹介したいと思います。レベル別の勉強法も説明するので、宅建の独学の参考にして下さい。

宅建の難易度と合格率

宅建は資格試験の中で、難易度が高いというイメージを持っている人が多いです。その理由の一つとしては、宅建の合格率があまり高くないことが考えられます。過去10年の宅建合格率を見ると、だいたい15%~17%の合格率になっています。

年度 受験者数 合格者数 合格点 合格率
2016(H28) 198,463人 30,589人 35/50 15.4%
2015(H27) 194,926人 30,028人 31/50 15.4%
2014(H26) 238,343人 33,670人 32/50 17.5%
2013(H25) 234,586人 28,470人 33/50 15.3%
2012(H24) 236,350人 32,000人 33/50 16.7%
2011(H23) 231,596人 30,391人 36/50 16.1%
2010(H22) 228,214人 28,311人 36/50 15.2%
2009(H21) 241,944人 34,918人 33/50 17.9%
2008(H20) 260,591人 33,946人 33/50 16.2%
2007(H19) 260,633人 36,203人 35/50 17.3%
2006(H18) 240,278人 33,192人 34/50 17.1%
2005(H17) 226,665人 31,520人 33/50 17.3%

この合格率を見る限り、宅建の難易度は決して低くはありません。100人中15人前後しか合格できていないので、難易度が簡単な試験とは言えません。ですが独学で合格できない難易度かと言うと、そこまで難しい試験ではありません

宅建は士業の中では、比較的簡単な部類の難易度の資格になります。長期間の勉強時間も必要ではないので、計画的に勉強すれば独学でも合格はできます。しかし覚える範囲が広いので、完璧に勉強しようとすると失敗する可能性があります。

範囲が広い宅建を完璧に覚えようとすると、効率が悪く合格の難易度が高くなります。必要なポイントを押さえることが、宅建独学の戦略的な勉強法になります。宅建は難易度的には高くありませんが、勉強の方法で合否が大きく変わります。

宅建の合格ライン

宅建の合格ラインは、その年によって若干違いますが7割が合格の目安になります。ここ数年は難易度も上がった影響か、7割以下でも合格ラインに入るようになりました。ですが合格ラインの安全圏を目指すのであれば、7割以上の得点を目指しましょう。

宅建試験の毎年の合格予想ラインを見ても、33問前後になっていることが多いです。できるだけ35問以上の正解を目指すことが、確実に合格できるラインと考えましょう。年によって35問でも不合格になる年もありますが、統計的には35問が安全圏の合格ラインになります。

宅建独学に必要な勉強時間

宅建の独学に必要な勉強時間は、その知識量によって異なってきます。再受験や宅建の勉強をしたことがある人は、初めて受験する人よりも少なくなります。全くの初心者の場合は、覚えることが多いのである程度の勉強時間が必要になります。

一般的に宅建独学の勉強時間は、初心者では300時間と言われています。過去に勉強したことがある人ならば、100から200時間ほど必要と言われています。一般的な意見としては、上記の勉強時間が宅建独学には必要になります。

ですが効率的な勉強をすれば、初心者でも200時間で合格することが可能です。もちろん覚えるスピードには個人差がありますが、平均的に200時間勉強すれば独学で宅建に合格できる実力をつけられます。勉強時間の使い方としては、2つの方法があるので独学の参考にして下さい。

勉強時間の使い方としては、短期型と長期型に分けることができます。短期型の特徴は、1日の勉強時間を多くとり短期間で資格対策をする方法になります。長期型は逆に、1日に1時間前後の勉強でじっくりと資格対策をする方法になります。

勉強法は人によって好みが違うので、どちらで行うかでスケジュールが変わります。1日3時間の勉強であれば、2ヵ月ほどの勉強期間が必要になります。1日1時間の勉強であれば、6か月ほどの勉強期間が必要になります。

ただしどちらを選択するにしても、少し余裕を持ったスケジュールを計画して下さい。もし勉強の進捗が遅れた場合、ギリギリだとリカバリーできなくなるからです。2週間ほど余裕を持ったスケジュールを組むと、何かあっても対応することができます。

宅建独学の効率的な勉強法

宅建を独学で勉強する場合、参考書と問題集の使い方が重要になります。基本的に参考書は、1冊を徹底的に勉強することをお勧めします。何冊も購入する人もいますが、宅建の参考書は厚いものが多く1冊終えるのにかなり勉強時間がかかるからです。

ただし宅建初心者の場合は、入門用の参考書で基礎を勉強しましょう。基礎を理解できてから、宅建試験用の参考書で勉強すると独学でも無理なく理解できます。レベルに合った参考書を選ぶことが、独学で宅建に合格する鍵となります。

参考書の勉強法としては、以下の手順で勉強すると効率的です。個人差はありますが、70時間くらい勉強すると参考書を読み終えることができます。

  • 1回目は流し読みをする
  • 2回目は精読をして内容を理解する

宅建の参考書は厚いので、何度も読むとそれだけで勉強時間が多くなります。資格試験で重要なことは問題の正解率なので、ある程度の理解ができたら問題集に移りましょう。参考書は完璧に理解する必要はなく、宅建の概要が理解できれば十分です。

参考書で概要が理解できたら、問題集をどんどん解いて実力をつけます。宅建合格のポイントは、問題集の正解率をできる限り高くすることになります。問題集の勉強法としては、以下のステップで行うと効率的です。

  • 問題集を解く
  • 間違えた問題を復習する
  • 1周したらもう一度問題を解く
  • 間違えた問題を正解するまで繰り返す

問題集の勉強法はシンプルで、正解率が100%になるまで繰り返すだけです。正解率が低い人は、間違えた問題をしっかりと理解していない傾向があります。繰り返し復習することで、独学でも宅建に合格できる効果的な勉強法になります。

理解度を上げる方法として、間違えた問題の復習に参考書を使うのもお勧めです。問題集にも解説はありますが、参考書の方が例などもあり理解しやすいからです。もちろん問題集の解説で理解できれば、参考書を使う必要はありません。

宅建の独学では、 問題集も1冊を完璧にすることが重要になります。問題集1冊が完璧になって余裕があれば、別の問題集で勉強しましょう。1冊が完璧にならないうちに次の問題集を勉強しても、効率が悪く実力も身につきません。

宅建独学におすすめの参考書

宅建は暗記要素も強い資格試験ですが、内容を理解しなければ合格点は取れません。ただ暗記だけをする勉強では、本試験の応用問題に対応できない可能性が高いからです。そのため内容を理解できる、丁寧な説明の参考書を使うことが重要になります。

また参考書選びで重要なこととして、レベルに合ったものを選ぶこともあります。初心者の場合は最初の1冊は入門書で勉強したほうが、結果的に勉強効率が上がります。基本から理解できる参考書選びが、宅建に最短で合格するポイントになります。

入門レベルの参考書

宅建を初めて受験する人は、基礎が理解できる入門書を使うのがおすすめです。

宅建の初心者が苦戦するのは、馴染みのない用語が多いからになります。この参考書は、マンガで宅建の概要を理解することができる内容になっています。マンガだと不安もあるかもしれませんが、ストーリーがしっかりしているので読みやすい参考書になります。

馴染みのない法律用語なども、具体例やイラストを使って初心者にもわかりやすく説明している1冊です。分野ごとの重要ポイントもしっかりと押さえているので、宅建基礎だけではなく本番でも役立つ実力をつけることができます。

実践レベルの参考書

宅建の独学の参考書で最もおすすめなのは、TACのわかって合格(うか)る宅建士 基本テキストになります。

資格スクールとして有名なTACの講師が、初心者でも宅建に合格できる実力をつけることを目的とした参考書になります。ただ暗記するのではなく、しっかりと内容が理解できる工夫がされているのが大きなポイントです。わかりにくい宅建の用語を、丁寧に解説しているので独学でも無理なく勉強することができます。

レイアウトも二色刷りで見やすく、重要なポイントをしっかりと理解できます。巻末には厳選過去問があるので、実力試しをしてみると良いでしょう。この参考書を使えば、宅建の概要をきちんと理解することができるようになります。

基本的には「わかって合格(うか)る宅建士」がお勧めですが、好き嫌いの問題もあると思います。シンプルな赤黒のテキストが好みでない人は、主流のフルカラー版の参考書を選ぶと良いでしょう。フルカラー版で勉強したい人は、みんなが欲しかった!宅建士の教科書がお勧めです。

フルカラーの図解になっていて、視覚的に理解することを目的としている参考書です。色々なカラーのためポイントがわかりにくい部分もありますが、要点はしっかりと押さえている参考書です。宅建業法、権利関係、法令上の制限・税を3冊に分けることができるので、持ち運んで勉強することも可能です。

内容的には、宅建合格の最低限の知識を身につけられるといった構成になっています。本試験の内容に比べて不足している部分もありますが、問題集で補うことができます。カラー重視で見やすい参考書が好みの人は、こちらの参考書をお勧めします。

民法の参考書

宅建の試験で、民法は参考書だけではカバーが難しい内容になります。民法は宅建では必須ですが、専門的な参考書を使うと終わらない危険があります。民法の勉強をする場合、宅建向けの参考書を選ぶことで効率的に勉強できます。

民法の参考書としては、民法がわかったで勉強することをお勧めします。

民法初級者向けの内容ですが、宅建の試験では役立つレベルの参考書になります。攻略が難しい民法ですが、この参考書を使えば基本的なことは理解できます。あとは問題集で実践演習をすれば、独学でも対応できる実力が身につきます。

宅建独学に必須の問題集

宅建を独学で合格するには、問題集でどれだけ正解率を上げられるかが鍵となります。問題集選びのポイントは、最新の出題傾向を分析した問題集を選ぶことが重要です。難易度が年々上がっている宅建なので、その対策をしている問題集を選びましょう。

問題集の使い方としては、100%に限りなく近づけることがポイントになります。1回や2回では完璧にはできないので、何度も繰り返す勉強が必要になります。正解率を上げることで、本試験での合格率を確実に上げることができます。

問題集としてお勧めのものは、LECの出る順宅建士ウォーク問シリーズになります。過去問から厳選した550問を勉強することで、効率的に宅建の勉強ができます。

こちらは宅建業法の問題集ですが、利権関係と法令上の制限・税の問題集もあります。

2017年版出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集 1 権利関係 (出る順宅建士シリーズ)

2017年版出る順宅建士 ウォーク問 過去問題集 3 法令上の制限・税・その他 (出る順宅建士シリーズ)

このシリーズの良いところは、過去の試験傾向から出題されやすい問題を勉強できるところです。550問とボリュームもたっぷりなので、宅建試験対策としては十分な量になります。7割以上の正解率になるには、最低でも5回は復習するようにしましょう。よく間違える問題があるはずなので、苦手な問題は10回以上復習すると効果的です。宅建の合格率は、問題集の正解率が大きく関係してきます。先に進みたい気持ちを抑えて、しっかりと復習することが合格の近道になります。

宅建の要点整理に役立つ参考書

宅建は範囲が広いため、要点の整理がやりにくい試験です。追い込み時期などは、要点が探しやすい参考書を使うと効率的に学習できます。要点整理の参考書でおすすめは、パーフェクト宅建 要点整理になります。

基礎がある人ならば、要点を調べるのに役立つ参考書になります。図なども使って見やすいレイアウトなので、サブテキストとして重宝します。時間がなくなる追い込み時期などに、効率よく勉強するのに使える1冊です。

この参考書は絶対に必要ではありませんが、持っているとかなり役立ちます。試験に近づくにつれて、1分1秒の勉強時間が惜しくなってきます。要点がまとまっている本書ならば、勉強時間の節約にも役立ってくれます。

宅建は必ず模試を利用すること

宅建の独学で重要なことに、スクールで実施している模試を受けることもあります。資格スクールで定期的に実施しているので、必ず受験してから試験に臨みましょう。模試を受けることは、主に以下のメリットがあります。

  • 時間配分の練習になる
  • 本番同様の緊張感を味わえる
  • 最新の傾向にあった問題にチャレンジできる

時間配分の練習になる

模試の大きなメリットとしては、本番と同じ時間配分で試験を受けられることです。独学で勉強していると、どうしても時間に甘くなってしまうことがあります。宅建の試験時間は2時間あるので、慣れていないと集中力が切れてしまいます

模試を利用することで、試験の時間配分に慣れることができます。模試は1回だけではなく、何度か受験すると徐々にスピード感に慣れてきます。独学では手薄になる時間配分も、模試を利用すれば対策することができます。

本番同様の緊張感を味わえる

資格試験は、独特の雰囲気の中で試験を受けることになります。独学は落ち着いて家で勉強できますが、本番は全く違う緊張感で受験することになります。この緊張感に慣れておかなければ、本番で思わぬミスをする可能性もあります。

解答欄を間違えたり、緊張して集中できないといった事態も予測されます。事前に模試を受けておくことで、そういった緊張感に慣れることができます。2、3回模試を受ければ、緊張感には慣れてくるので必ず受験しましょう。

最新の傾向にあった問題にチャレンジできる

模試の目的は実力を確認するだけではなく、質の高い問題にチャレンジできることもあります。模試は本番試験の内容を分析して、最新の宅建に沿った形式の問題が出題されます。本番でも同じような問題が出題される可能性も高いのが、模試を受けるメリットになります。

そのため模試は受けるだけではなく、終わったらしっかりと復習してください。間違えた問題を放置してしまうと、本番でも同じミスをする可能性が高いからです。模試もしっかりと復習することが、宅建の合格率を上げることに繋がります。

宅建の予想問題で対策をする

毎年6月頃になると、宅建の予想問題が発売されるようになります。6月から宅建の予想問題を始める必要はありませんが、最後の追い込みで使うことはお勧めです。ただし前提として、問題集が8割から9割以上取れるようになってからにしましょう。

宅建の基本は問題集なので、まずは問題集を完璧に近づけてください。問題集が終わって余裕があれば、予想問題で最後の追い込みを行いましょう。予想問題集は各社から発売されていますが、スクールのものを使うのがお勧めです。

LECやユーキャンなど、資格スクールの問題はかなり質が高くお勧めです。予想問題は、9月になってから開始できるのが理想的です。しかし無理して勉強する必要はないので、余裕があったらチャレンジしてください。

合格率を上げる効果的な学習

宅建は基本的に、インプットとアプトプットを徹底的に繰り返すことで合格することができます。問題の傾向も過去と大きく変わらず、しっかりと参考書と問題集を繰り返せば独学でも合格は難しくありません。

ただし多くの受験生の悩みとなるのは、この繰り返し学習が単調でつまらなくなってしまうことです。2、3回問題を解いて理解した気分になって試験を受けて失敗してしまいます。確実に宅建に合格するには、何度も復習することが大事になるのです。

この単調な作業を効果的に学習できる方法として、スマートフォンを使ったオンラインもおすすめになります。スマホのオンライン講座を受講するとわかりますが、講師の質が高く動画がとても理解しやすいことです。参考書などを読むのは億劫に感じるかもしれませんが、動画であれば聞いているだけでも頭に入ります。

人間の脳は見るだけではなく、聞くことでも記憶力を高めることができます。ただ参考書を読むだけよりも、確実に成果を上げることができる方法としてスマホを使った勉強はおすすめできます。スマホオンライン講座も活用するのであれば、こちらの宅建合格講座が内容が充実していておすすめです。

宅建の独学勉強法まとめ

宅建の独学は、その広い範囲を計画的に勉強することに苦労します。しかし効率的に勉強すれば、短期間でも合格ラインに届く実力をつけることができます。独学のポイントとしては、正解率を上げる勉強法をすることになります。

参考書は概要を理解するだけにして、問題集を徹底的に勉強しましょう。数回解いただけでは実力はつかないので、何度も復習することが合格率を上げることに繋がります。特に苦手な問題は、10回以上復習すると克服することができます。

宅建はインプットとアプトプットを繰り返す学習で、確実に合格できる資格試験です。難易度は決して高くはありませんが、この繰り返し学習をしないと合格は難しい問います。地道な努力が必要になりますが、努力すれば宅建は誰でも合格することは十分可能です。

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