
宅建を独学で合格する効率的な勉強法を知りたい。
この悩みにお答えします。
この記事を書いている僕は独学で宅建に合格しました。

役に立った参考書やオンライン講座などを紹介します。
難易度が高い宅建ですが、戦略的に勉強すれば独学で宅建に合格することは可能です。
実際に僕が実践した、勉強時間や役立った参考書、独学で効率よく合格するための勉強法を紹介します。
宅建の難易度と合格率
宅建の合格率は15%前後で、難易度としては高い資格と言えます。
- 四肢択一の出題形式
- 1問1点で50問出題(マークシート形式)
- 試験時間は2時間
試験内容としては選択式で、7割の35問正解が合格のボーダーラインと言われています。
選択式ですが問題の難易度は高いです。
試験範囲は不動産に関する知識をはじめ法律や税制、宅地建物取引士についての基礎的な項目と幅広い範囲で出題されます。
出題形式は大きく以下の4つに分けることができます。
・宅建業法
・法令上の制限
・税金その他
かなり出題範囲が広く、独学で勉強するにはスケジュールと教材がとても大事になります。
僕は最初に参考書だけで勉強しましたが、用語などわからないことが多くオンライン講座も利用しました。
資料請求でオンライン講座の確認もしておくこと
僕は参考書だけの独学で合格できると思っていましたが、予想以上に覚えることが多く途中で挫折しました。
独学で勉強する前に、オンライン講座の資料請求を見て、いざという時の保険も考えておいた方がいいです。
今はスマホで学習できるオンライン講座もありますし、AIを使った学習で効率よく合格できる最短の勉強法を提案してくれます。
資料請求なら無料なので、まず宅建のオンラインでどんな勉強ができるかを知っておいてください。
ギリギリになって「もっと勉強しておけば」と後悔するよりも、1回で合格できるように事前の調査はしっかりと行っておきましょう
宅建独学の勉強時間はどのくらい必要
宅建合格に必要な勉強時間は、200~400時間と言われています。
僕が合格までにかかった勉強時間は400時間くらいで、6ヶ月くらいの期間かかりました。
正直、200時間で合格できる人は再受験の人(宅建2回目以降の受験生)ではないかと思います。
実際に僕が行ったスケジュールは以下になります。
- 1ヶ月目~5ヶ月目は1日2時間
- 最後の1ヶ月(試験日まで)は1日3時間
土日は休んだり1日5時間勉強したりと、その時の予定で変えていました。
これは大体の目安ですが、仕事をしながら勉強時していたので時間には余裕を持ちました。
僕の友人は3ヶ月で合格しましたが、1日の勉強時間を6時間と多くしていたそうです。
宅建独学の効率的な勉強法
僕が行った宅建の独学勉強法は以下になります。
- 入門用の本で宅建の基礎を勉強
- 参考書と問題集を3回繰り返す
- 過去問と模擬試験で本番対策
まず大事なことは、自分のレベルに合った参考書から始めることです。
僕の場合は宅建が初めてだったので、最初は入門レベルで宅建の基礎を勉強しました。
参考書を使った勉強法
基礎ができたら参考書で本格的な勉強を開始します。
参考書の勉強法としては、以下の手順で勉強すると効率的です。
- 1回目は流し読みをする
- 2回目は精読をして内容を理解する
宅建の参考書は厚いので、何度も読むとそれだけで勉強時間が多くなります。
問題集の勉強法
問題集の勉強法としては、以下のステップで行うと効率的です。
- 問題集を解く
- 間違えた問題を復習する
- 1周したらもう一度問題を解く
- 間違えた問題を正解するまで繰り返す
問題集の勉強法はシンプルで、正解率が100%になるまで繰り返すだけです。
正解率が低い人は、間違えた問題をしっかりと理解していない傾向があります。
繰り返し復習することで、独学でも宅建に合格できる効果的な勉強法になります。
宅建の独学では、問題集も1冊を完璧にすることが重要になります。
宅建独学におすすめの参考書
宅建は暗記要素も強い資格試験ですが、内容を理解しなければ合格点は取れません。
ただ暗記だけをする勉強では、本試験の応用問題に対応できない可能性が高いからです。
そのため内容を理解できる、丁寧な説明の参考書を使うことが重要になります。
参考書選びで重要なこととして、レベルに合ったものを選ぶこともあります。
初心者の場合は最初の1冊は入門書で勉強したほうが、結果的に勉強効率が上がります。
基本から理解できる参考書選びが、宅建に最短で合格するポイントになります。
入門レベルの参考書
宅建を初めて受験する人は、基礎が理解できる入門書を使うのがおすすめです。
宅建の初心者が苦戦するのは、馴染みのない用語が多いからになります。
この参考書は、マンガで宅建の概要を理解することができる内容になっています。
マンガだと不安もあるかもしれませんが、ストーリーがしっかりしているので読みやすい参考書になります。
馴染みのない法律用語なども、具体例やイラストを使って初心者にもわかりやすく説明している1冊です。
分野ごとの重要ポイントもしっかりと押さえているので、宅建基礎だけではなく本番でも役立つ実力をつけることができます。
実践レベルの参考書
宅建の独学の参考書で最もおすすめなのは、TACのわかって合格(うか)る宅建士 基本テキストになります。
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキスト 2020年度 (わかって合格る宅建士シリーズ)
資格スクールとして有名なTACの講師が、初心者でも宅建に合格できる実力をつけることを目的とした参考書になります。
ただ暗記するのではなく、しっかりと内容が理解できる工夫がされているのが大きなポイントです。
わかりにくい宅建の用語を、丁寧に解説しているので独学でも無理なく勉強することができます。
レイアウトも二色刷りで見やすく、重要なポイントをしっかりと理解できます。
巻末には厳選過去問があるので、実力試しをしてみると良いでしょう。
この参考書を使えば、宅建の概要をきちんと理解することができるようになります。
基本的には「わかって合格(うか)る宅建士」がお勧めですが、好き嫌いの問題もあると思います。
シンプルな赤黒のテキストが好みでない人は、主流のフルカラー版の参考書を選ぶと良いでしょう。
フルカラー版で勉強したい人は、みんなが欲しかった!宅建士の教科書がお勧めです。
みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 [スマホ学習対応(例題付)] 2020年度 (みんなが欲しかった! シリーズ)
フルカラーの図解になっていて、視覚的に理解することを目的としている参考書です。
色々なカラーのためポイントがわかりにくい部分もありますが、要点はしっかりと押さえている参考書です。
宅建業法、権利関係、法令上の制限・税を3冊に分けることができるので、持ち運んで勉強することも可能です。
内容的には、宅建合格の最低限の知識を身につけられるといった構成になっています。
本試験の内容に比べて不足している部分もありますが、問題集で補うことができます。
カラー重視で見やすい参考書が好みの人は、こちらの参考書をお勧めします。
民法の参考書
宅建の試験で、民法は参考書だけではカバーが難しい内容になります。
民法は宅建では必須ですが、専門的な参考書を使うと終わらない危険があります。
民法の勉強をする場合、宅建向けの参考書を選ぶことで効率的に勉強できます。
民法の参考書としては、民法がわかったで勉強することをお勧めします。
民法改正については
宅建独学ならばこちらも参考になります。
民法初級者向けの内容ですが、宅建の試験では役立つレベルの参考書になります。
攻略が難しい民法ですが、この参考書を使えば基本的なことは理解できます。
あとは問題集で実践演習をすれば、独学でも対応できる実力が身につきます。
宅建独学に必須の問題集
宅建を独学で合格するには、問題集でどれだけ正解率を上げられるかが鍵となります。
問題集選びのポイントは、最新の出題傾向を分析した問題集を選ぶことが重要です。
難易度が年々上がっている宅建なので、その対策をしている問題集を選びましょう。
問題集の使い方としては、100%に限りなく近づけることがポイントになります。
1回や2回では完璧にはできないので、何度も繰り返す勉強が必要になります。
正解率を上げることで、本試験での合格率を確実に上げることができます。
問題集としてお勧めのものは、LECの出る順宅建士ウォーク問シリーズになります。
過去問から厳選した問題を勉強することで、効率的に宅建の勉強ができます。
2020年版 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 1 権利関係 【コンパクトサイズ / 重要過去問・最新試験問題を収録】 (出る順宅建士シリーズ)
2020年版 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 2 宅建業法 【コンパクトサイズ / 重要過去問・最新試験問題を収録】 (出る順宅建士シリーズ)
2020年版 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 3 法令上の制限・税・その他 【コンパクトサイズ / 重要過去問・最新試験問題を収録】 (出る順宅建士シリーズ)
このシリーズの良いところは、過去の試験傾向から出題されやすい問題を勉強できるところです。
550問とボリュームもたっぷりなので、宅建試験対策としては十分な量になります。
7割以上の正解率になるには、最低でも5回は復習するようにしましょう。
よく間違える問題があるはずなので、苦手な問題は10回以上復習すると効果的です。
宅建の要点整理に役立つ参考書
宅建は範囲が広いため、要点の整理がやりにくい試験です。
追い込み時期などは、要点が探しやすい参考書を使うと効率的に学習できます。
要点整理の参考書でおすすめは、パーフェクト宅建 要点整理になります。
2020年版 パーフェクト宅建の要点整理 (パーフェクト宅建シリーズ)
基礎がある人ならば、要点を調べるのに役立つ参考書になります。
図なども使って見やすいレイアウトなので、サブテキストとして重宝します。
時間がなくなる追い込み時期などに、効率よく勉強するのに使える1冊です。
この参考書は絶対に必要ではありませんが、持っているとかなり役立ちます。
試験に近づくにつれて、1分1秒の勉強時間が惜しくなってきます。
要点がまとまっている本書ならば、勉強時間の節約にも役立ってくれます。
宅建は必ず模試を利用すること
宅建の独学で重要なことに、スクールで実施している模試を受けることもあります。
資格スクールで定期的に実施しているので、必ず受験してから試験に臨みましょう。
模試を受けることは、主に以下のメリットがあります。
- 時間配分の練習になる
- 本番同様の緊張感を味わえる
- 最新の傾向にあった問題にチャレンジできる
時間配分の練習になる
模試の大きなメリットとしては、本番と同じ時間配分で試験を受けられることです。
独学で勉強していると、どうしても時間に甘くなってしまうことがあります。
宅建の試験時間は2時間あるので、慣れていないと集中力が切れてしまいます。
模試を利用することで、試験の時間配分に慣れることができます。
模試は1回だけではなく、何度か受験すると徐々にスピード感に慣れてきます。
独学では手薄になる時間配分も、模試を利用すれば対策することができます。
本番同様の緊張感を味わえる
資格試験は、独特の雰囲気の中で試験を受けることになります。
独学は落ち着いて家で勉強できますが、本番は全く違う緊張感で受験することになります。
この緊張感に慣れておかなければ、本番で思わぬミスをする可能性もあります。
解答欄を間違えたり、緊張して集中できないといった事態も予測されます。
事前に模試を受けておくことで、そういった緊張感に慣れることができます。
2、3回模試を受ければ、緊張感には慣れてくるので必ず受験しましょう。
最新の傾向にあった問題にチャレンジできる
模試の目的は実力を確認するだけではなく、質の高い問題にチャレンジできることもあります。
模試は本番試験の内容を分析して、最新の宅建に沿った形式の問題が出題されます。
本番でも同じような問題が出題される可能性も高いのが、模試を受けるメリットになります。
そのため模試は受けるだけではなく、終わったらしっかりと復習してください。
間違えた問題を放置してしまうと、本番でも同じミスをする可能性が高いからです。
模試もしっかりと復習することが、宅建の合格率を上げることに繋がります。
通信講座も合格率を上げる効果的な学習方法
宅建は基本的に、インプットとアプトプットを徹底的に繰り返すことで合格することができます。
問題の傾向も過去と大きく変わらず、しっかりと参考書と問題集を繰り返せば独学でも合格は難しくありません。
ただし多くの受験生の悩みとなるのは、この繰り返し学習が単調でつまらなくなってしまうことです。
2、3回問題を解いて理解した気分になって試験を受けて失敗してしまいます。
確実に宅建に合格するには、何度も復習することが大事になるのです。
この単調な作業を効果的に学習できる方法として、スマートフォンを使ったオンラインもおすすめになります。
スマホのオンライン講座を受講するとわかりますが、講師の質が高く動画がとても理解しやすいことです。
参考書などを読むのは億劫に感じるかもしれませんが、動画であれば聞いているだけでも頭に入ります。
人間の脳は見るだけではなく、聞くことでも記憶力を高めることができます。
ただ参考書を読むだけよりも、確実に成果を上げることができる方法としてスマホを使った勉強はおすすめできます。
スマホオンライン講座も活用するのであれば、こちらの宅建合格講座が内容が充実していておすすめです。
宅建の独学勉強法まとめ
宅建の独学は、その広い範囲を計画的に勉強することに苦労します。
しかし効率的に勉強すれば、短期間でも合格ラインに届く実力をつけることができます。
独学のポイントとしては、正解率を上げる勉強法をすることになります。
参考書は概要を理解するだけにして、問題集を徹底的に勉強しましょう。
数回解いただけでは実力はつかないので、何度も復習することが合格率を上げることに繋がります。
特に苦手な問題は、10回以上復習すると克服することができます。
宅建はインプットとアプトプットを繰り返す学習で、確実に合格できる資格試験です。
宅建の難易度は簡単ではありませんが、この繰り返し学習で合格に近づけるはずです。
地道な努力が必要になりますが、努力すれば宅建は誰でも合格することは十分可能な資格なので諦めず頑張って下さい。