転職フェアは意味がない!キャリアコンサルタントが教える運営側の真実

転職活動をしている人の中には、転職フェアに参加しようか検討している方もいると思います。

転職のノウハウや企業情報などが聞けるので、転職フェアに参加したほうが良いという人もいるでしょう。

インターネットがまだ盛んではなかった時代は、転職フェアで転職活動をしていた求職者も多かったです。

ですが現在において、転職フェアに行く意味はあるのか。

今回は、転職フェアの裏事情と転職活動におすすめの方法をキャリアコンサルタントが説明します。

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転職フェアは意味がない!キャリアコンサルタントが教える真実

まずキャリアコンサルタントとしてお教えしますが、転職フェアを利用するメリットは確かにありました。

過去形になっているのは、現在の転職サービスの質が昔とは変わってきたからです。

転職フェアについてですが、求職者の希望や転職活動の環境によっては全く意味がないです。

むしろ、転職フェアを利用せず、その時間があるならば転職エージェントからの転職支援に時間を割いた方が良いと断言できます。

転職エージェントについてご存知ない方はこちらの記事を参考にして下さい。

参考:転職エージェントの裏事情!キャリアコンサルタントが教える求職者に知ってほしいビジネスモデル

転職フェアを中心に転職活動をしている求職者もいますが、フェアの参加は転職活動の質を低下させることになりかねません。

いきなり否定から入りましたが、何故キャリアコンサルタントとして転職フェアは意味がないと考えるかを深堀していきます。

転職フェアの仕組みを知ると意味のなさが見えてくる

現在の転職活動で転職フェアは、間違いなく衰退の一途をたどっています。

かつて転職フェアは、開催回数が多く求職者の間でも転職活動の中心にすることもできるぐらいの人気でした。

しかし、最近は低迷気味で利用する求職者は少なくなっています。

転職フェアが衰退した理由は、転職エージェントが台頭してきたということは間違いなく言えることですが、それ以上に転職フェアは利用してもあまり意味がないからです。

出会える企業の数が少ない

低迷の要因になっている最も大きな理由は、転職フェアで出会う企業の数にあります。

転職エージェントの場合は、登録面談などで一気に多い場合は20社、30社の求人紹介があり、かつ、その後の転職支援でも定期的に新規求人の紹介があります。

しかし、転職フェアですと、企業数は50社程度になりますが、その50社すべて、またはその半数程度の企業に自分が希望する条件の企業とは言えない可能性の方が高いのです。

転職フェアに参加するためにスケジュール調整を行い、交通費を捻出した結果、自分が応募したいと思える企業が1社や2社だったら求職者はどう思いますか?

転職フェアで出会える企業が50社前後もあるのだから、10社ぐらいは応募したいと思える企業はあるだろうと予想するでしょうが、1社、2社しか応募したいと思える企業がないのであれば、がっかり感が強く意味がないとおもうはずです。

現職に在籍しながら転職活動をしている求職者が大半ですから、少しでも効率的に多くの求人を集めて生産性高い転職活動をしたいと考えることは当然のことです。

その意味で、現在は転職フェアよりも転職サイトや転職エージェントの方が効率的に転職活動ができると言えます。

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転職フェアは良い企業に会えるチャンスが少ない

転職フェアの謳い文句は「多くの企業に直接出会えるチャンス」になっています。

ですが転職フェアでは「応募したいと思える多くの企業と出会えるチャンス」とは言っていません。

あくまで、50社前後の企業が一斉にブースを構えて企業説明会を行い会社概要や選考フローなどの説明を直接、求職者にプレゼンするということになります。

企業の採用担当者と直接、コミュニケーションを取れるということは確かに求職者にとってはプラスの要因になります。

ですが直接、企業の採用担当者とコミュニケーションを取れても選考には全くプラス要素はありません。

これも転職フェアの意味がない理由として大きなものになります。

求職者のなかで、直接コミュニケーションを取れるということで選考も有利になるという勘違いをしてる人がいますが、転職フェアに選考フローで有利になるというような参加メリットはありません。

直接コミュニケーションを取れるというだけをメリットだとするならば、転職エージェントを利用すると職務経歴書の添削や適性検査対策、模擬面接といった転職支援を受けて内定を近づける方がよほど良いと言えます。

転職エージェントはキャリアアドバイザーから転職支援を受けて代理人という形式の転職活動を行うことができるのに対して、転職フェアは転職サイトと同じく企業と接点を持った後に選考に進む場合は、自分ですべてのことをしなければなりません。

企業と求職者の間に入る対象はだれもいませんので、転職エージェントのように内定を近づけるための各種支援はなくすべて自分ひとりで行うということになります。

転職フェアで直接コミュニケーションを取った採用担当者も選考の場になると、そのときの話しやすい感じは影を潜めて選考に意識を傾けますから、かなりのギャップを感じ、求職者によっては騙された感もあるはずです。

転職フェアは販売系の職種が中心になっている

転職フェアが今、低迷していて求職者にとって利用する意味がない理由の2つ目に、職種に偏りがあるということです。

このあとご紹介するエンジニア系の職種も転職フェアの特定職種に含まれますが、販売系の職種が転職フェアの中心になっているためです。

販売系の職種で転職活動をしている求職者にとっては多少のメリットはあるかもしれませんが、販売系と言ってもその範囲は広いです。

販売系の職種には営業職も含まれるのですが、営業職は転職フェアの特定職種に含まれていません。

では、どのような職種が販売系の職種になるのかと言えば、アパレルファッション業界の販売員や化粧品業界のビューティーアドバイザーがその典型です。

この2つの職種が転職フェアの中心的な職種になっています。

転職市場においてこの2つの職種は、転職エージェントにももちろん求人はありますが、転職ハードルがそこまで高くないため、求職者は転職エージェントの転職支援を受けなくても十分、転職できる職種になります。

言葉を選ばず言いますと転職市場のなかでは、選考基準の視点では低い分類に入ります。

転職市場で活動をしている求職者の多くは想定年収として最低でも300万円以上になっていますが、この2つの職種の場合、想定年収は200万円前後になりますので、年収面でも差があることは明らかです。

2つの職種で転職活動をするのであれば、確かに転職フェアを使って転職活動することも良いのですが、この2つの職種は転職サイトや求人情報誌、またはハローワークにも同様の求人が多数あります。

求人数で考えると1回の転職フェアでは50社前後です。

転職サイトやその他の方法の方が圧倒的に数は多いので、転職フェアは意味がないと感じてしまいます。

わざわざ転職イベントに参加するため移動する必要なく、同一求人やそれに近い求人が多数ありますので、自宅で求人検索して応募した方が求職者としてはメリットがあると言えます。

その他の方法のなかには、自己応募の範囲として企業のホームページに直接応募する方法も含まれますし、直接応募の方が選考では有利になる可能性もあります。

エンジニアイベントもあるが転職フェアを使うなら転職エージェントの方が絶対に良い!

転職フェアの特定職種としてはエンジニア系の職種もありますが、エンジニア系は今、転職市場ではかなり人気のある職種で求職者からすると超がつくほどの売り手市場です。

企業が採用活動に苦戦し、経験者ではないやる気がある未経験者でも採用しようとするぐらいの優遇された環境にありますから、どのような転職方法を使っても比較的容易に求人を探し出すことができます。

ただし未経験でエンジニアになるとSESのような悪い噂の企業に転職するリスクもあるので注意してください。

参考:未経験でプログラマーに転職すると失敗する!キャリアコンサルタントと現役エンジニアが教えるIT企業の転職術

IT業界のような景気が良い状況で、求職者がわざわざ転職フェアに50社前後だけのために参加することは活動時間に対しての費用対効果が合わないので意味がないです。

エンジニア求人は転職エージェントを利用して転職活動をすると、転職支援前半で50社ぐらいの求人は当たり前のように紹介されます。

参考:IT系の転職サイトで失敗!転職エージェントを使った転職がおすすめの理由をキャリアコンサルタントとエンジニアが教えます

求人紹介は基本的に転職エージェントの管理画面かメールで届きますから、環境としては自宅や仕事の合間に確認することができます。

転職フェアに出展している企業の多くは知名度がある企業になるため、そこだけ見れば参加メリットはあるように感じるかもしれませんが、それらの企業は転職イベントだけで採用活動はしていません。

売り手市場ということは企業視点で考えると採用しにくい状況になりますので、企業は少しでも採用活動の幅を広げるために、複数の採用方法を展開します。

その一つが転職フェアというだけのことで、今の採用活動の中心方法である転職エージェントには当然に求人を依頼しています。

求職者は、転職フェアにある求人は転職エージェントにもあるということで重複が前提という認識を持ってください。

その認識を持つことで転職エージェントを利用すべきか転職フェアを利用すべきか判断できるはずです。

IT業界の転職に関しては、キャリアコンサルタントとして転職フェアは利用する意味がないと断言できます。

転職活動が現職にバレる可能性がある!

求職者は自分の転職活動を現職の同僚などに知られたくないでしょうし、多くの求職者は現職に転職が決まるまで自分が転職活動をしているということは伏せています。

そのような中で、自分の転職活動をしている姿を同僚などに容易に見られてしまうリスクに転職フェアがあります。

転職フェアは、大きな会場を使って行いますから、そこに足を運ぶだけでも自分を知っている人であれば目につきます。

転職フェアに参加するということは、そこに行けば転職活動をしている自分を他の第三者にも見せることになりますから、当然に発覚する可能性は高まります。

実際に、求職者のなかには、転職フェア内で現職の同僚と遭遇してしまい現職に転職活動の情報がバレたという話もよく聞きます。

転職活動中に自分の情報が現職に知られてしまうと、その後の現職での立ち回りが難しくなりますし、気まずい感じは確実です。

恐らく求職者も経験があるはずですが、良い噂よりも悪い噂や評判の方が圧倒的に社内に広まる可能性が高く、厄介なことに事実よりも誇張されて広まります。

社内の噂の餌食になってしまう可能性がありますので、転職フェアに参加するということはその可能性が高まるということを認識して欲しいですし、転職フェアの大きなデメリットになります。

転職フェアを主催する側の真実

転職フェアを主催する運営元は、大手の転職エージェント事業をメインに行う企業になっています。

大手の転職エージェントのホームページなどで確認頂ければ一目瞭然ですが、転職フェアの情報がその時期になると掲載されます。

運営元からすると、転職フェアは「お祭り」のようなもので、転職フェアで採用や転職に繋げようとはしていません。

あくまで、転職エージェント事業のサブ的要素として考えているため、そこまで積極的に力を入れているということはないのです。

転職エージェントを同時に利用している企業には出展費用は無料でブースを出せるという特典がつき、求職者はその特典で転職活動をしようとしているということになります。

転職フェアで企業側の特典をもっと分かりやすい表現をすると、「おまけ」ということになります。

雑誌などでたまに付録やノベルティがつくことがありますが、それと同じ立ち位置が転職フェアです。

運営元はあくまで転職エージェントを中心に企業の採用支援や求職者の転職支援を想定しているため、以前のようにメイン事業としては考えていないのです。

意味ない転職フェアよりも転職エージェントで効率よく転職すべき

転職フェアに関して、これから利用を考えている求職者、または、すでに転職イベントに参加して企業の選考を受けようとしている求職者は、今回の情報で転職活動のやり方を見直すべきだと言えます。

明らかに転職エージェントを利用した方がプラスですし、転職フェアに意味がないという参加者の声もまんざら嘘とは言えません。

職種によっては多少のメリットを感じるケースもありますが、大半の求職者は転職フェアではなく転職エージェントを利用した方が質の高い転職活動をすることができるはずです。

昔は、転職エージェントよりも転職サイトが主流であったり、転職フェアも盛んに行われていました。

転職市場の時代が変わり、現在は

  1. 転職エージェント
  2. 転職サイト
  3. 転職フェア
  4. ハローワーク

の人気順になっていますが、この順位はやはり求職者にとって転職活動が効率的にできるためでしょう。

どのような方法で転職活動をしてもすべて無料で転職活動を行うことができるのですが、いかに求人を集めることができるかという点においては、断トツで転職エージェントが一番です。

転職エージェントを利用する求職者が多いということは、それだけその他の転職方法をメインで使うことはなくなり、サブ的な方法で使っているという証拠でもあります。

現在の転職活動は転職エージェントだけの利用で十分と言われているなかで、その他の転職方法が転職市場からなくなることはありません。

そのため未だに転職フェアに積極的に参加する求職者もいますが、正しい情報を手に入れて効率よく転職したほうが負担やストレスを軽減できます。

本当におすすめできる転職エージェント

どの転職エージェントを使えばいいのか?という点ですが、まずは大手3社を押さえておくのが一番です。

どの転職エージェントも求人数が10万件近いレベルで、他のエージェントに比べて飛びぬけています。

おすすめの理由としてはホワイト企業が多く、大手企業の関連会社など安定した優良求人を抱えているからです。

企業が転職エージェントを利用するにはお金がかかるため、財政的に安定した会社しか利用できません。

また、エージェントを利用するためには審査がありますし、広告コストもそれなりにかかります。

それだけの投資をしても人材を採りたい!という会社の多くは、待遇が手厚く、長期的なキャリアを持って育ててくれます。

もちろん即戦力を歓迎している会社もあり、年収アップの転職にも対応しています。

一方、ハローワークや求人雑誌などは、広告コストが安く(ハローワークは無料)質の低い求人も多いです。

安く人材を雇って使い叩こうというブラック企業もあるため、転職失敗のリスクがありおすすめできません。

転職エージェントでは、そういったブラックな求人が少ないため、優良求人を安心して探すことができます。

さらに、転職エージェントが優良求人の中から、あなたのキャリアにあった求人を選んでくれます。

求人選びにかかる時間的コストは大きいですから、そこを大幅に省略出来るのは求職者にとって大きなメリットになります。

大手3社は求人の選択肢が豊富で、かつエージェントが良い求人を厳選してくれます。

現職の不満点をしっかり伝えることで満足のいく求人に出会える確率が高くなりますよ。

ただし、エージェント大手といっても担当者の性格や質は人それぞれです。

もし担当者と意見がマッチしない、どうも信用出来ない…と感じたら、別のエージェントを利用してあなたにあった担当者を見つけるようにしましょう。

転職エージェントはプロですが、だからといって全てのエージェントがあなたに合う、あなたを理解してくれるとは限りません。

大切なのは、転職支援のサービスを上手に利用することです。

「なんか、転職活動が上手くいかないな・・・」と思ったら、別のサービスに切り替えましょう。

担当アドバイザーと相性が悪いから別のエージェントにしたら、転職活動がスムーズに成功したといった体験談もありました。

このような口コミも多く、キャリアコンサルタントとして一番おすすめの選択は、大手3社から1社、自分に合うアドバイザーを探す方法です。

まずは1社登録をして、キャリアアドバイザーとの相性を見極めます。そこで相性が悪ければ、他のエージェントに切り替えましょう。

転職エージェントは登録後、電話あるいはメールで連絡が来るので、面談日を決めてキャリアカウンセリングをして、そこから求人のオファー&応募という形になります。

何度かやり取りをしていると、担当アドバイザーの性格がわかります。

担当アドバイザーが信頼できると感じたら、転職エージェントに全て任せましょう。

一度登録してしまえば、あとは書類を作る手間なく転職活動が出来るので、上手に利用して転職を効率的に進めることをオススメします。

  1. dodaエージェントサービス
    求人数と転職支援の質は転職エージェントの中でもNo.1。転職で必ず登録しておきたい転職エージェント。
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